コインパーキングにかかる電気代とは?料金単価・電気料金の計算式!
コインパーキングを運営すると、どれくらい電気代がかかるのでしょうか?
コインパーキングには、駐車場灯・集中精算機・ロック板などがあります。
駐車場が大きくなるほど、駐車場機器はたくさん必要になります。
すると、電力代がかかります。
では、一体どれくらい電気代がかかるのでしょうか。
今回は、コインパーキングにかかる電気代とは・料金単価・電気料金の計算式 についてわかりやすくご紹介します。
〇電気の使用量の単位とは?
電気の使用量の単位は何なのでしょうか?
コインパーキングで、電気を使用する時、電気の使用量の単位は「kWh(キロワットアワー)」で表します。
「1kW=1000W」です。
kWhとは、1時間(h)あたりに消費した電気量のことになります。
電気料金の使用量は、毎月kWhで表示されます。
〇W・kWの意味とは?
W・kWにはどんな意味があるのでしょうか?
W・kWとは、駐車場で電灯が光を放出する時のエネルギー量のことです。
モーターを回す時のエネルギー量のことでもあります。
W・kWが大きいほど、消費電力が大きいということになります。
また、照明に300Wと記載がある場合は、その照明から光を放出するには最低300Wの電力が必要ということになります。
〇電気の料金単価とは?
電気の料金単価は 1kWh あたり〇〇円になります。
国内10社の料金単価は次の通りです。
〇国内12社の料金単価まとめ
電気会社 | 料金単価(1kWhあたり) |
東京電力 | 26.48円 |
中部電力 | 25.51円 |
関西電力 | 25.71円 |
北海道電力 | 30.26円 |
東北電力 | 25.33円 |
北陸電力 | 21.73円 |
中国電力 | 27.44円 |
四国電力 | 26.99円 |
九州電力 | 23.06円 |
沖縄電力 | 28.49円 |
東京ガス | 25.35円 |
大阪ガス | 25.3円 |
電力10社平均 | 26.1円 |
※料金単価は 1kWh あたりの割引なし(税込)
※2022年6月7日現在
〇駐車場機器の電気料金の計算とは?
駐車場機器の電気料金の計算式は、どう計算すればよいのでしょうか?
一般的に次の計算式で計算できます。
駐車場機器の消費電力(W) × 1日の使用時間 × 1ヵ月の使用日数 × 電気の料金単価(円) = 1ヵ月の駐車場機器の電気料金 |
〇コインパーキングで電気代がかかる設備とは?
コインパーキングにはさまざまな設備があります。
ほとんどの設備は電気を使うので電気代がかかります。
では、どんな設備があってどれくらいかかるのでしょうか。
こちらでは30台駐車可能な駐車場を想定して詳しくご紹介します。
電気料金単価は、東京電力「26.48円」を採用します。
①駐車場灯の電気代とは?
駐車場で、最も電気を使うのが駐車場灯です。
一般的に、駐車スペース30台分くらいには駐車場灯300Wが約10台ほど設置されます。
駐車場機器の電気料金の計算を元に、1カ月分の駐車場灯の電気代がいくらかかるのかを求めます。
〇駐車場灯の電気代
駐車場灯300W × 10台分 × 1日の使用時間12時間 × 1ヵ月の使用日数30日 × 電気料金単価26.48円 = 28598,4円 |
まとめると、駐車場灯300Wを約10台、1ヵ月ほど使うと28598,4円ほどかかります。
➁集中精算機の電気代とは?
コインパーキングに必ず設置してあるのが、集中精算機です。
集中精算機は、待機時と使用時があります。
待機時とはスリープ状態のことで、電気を抑えている状態です。
一般的にコインパーキングには、1台の集中精算機が設置してあります。
駐車場機器の電気料金の計算を元に、1カ月分の集中精算機の電気代がいくらかかるのかを求めます。
〇集中精算機の待機時の電気代
集中精算機の待機時50W × 1日の使用時間22時間 × 1ヵ月の使用日数30日 × 電気料金単価26.48円 = 873円 |
まとめると、集中精算機の待機時を1台、1ヵ月ほど使うと873円ほどかかります。
集中精算機を1日約2時間使い、1カ月30日使うと約1,000円ほどかかります。
➂ロック板の電気代とは?
コインパーキングで、集中精算機とセットで、設置してあるのがロック板です。
ロック板にはいろんなタイプがあります。
こちらでは昇降式のエアコンプレッサータイプについてお伝えします。
ロック板の消費電力は、約10秒ほどで550Wかかります。
仮に1日に300回ほど、昇降したとして、1日あたり550W消費するとします。
駐車場機器の電気料金の計算を元に、1カ月分のロック板の電気代がいくらかかるのかを求めます。
〇ロック板の電気代
ロック板の消費電力1日分500W × 1ヵ月の使用日数30日 × 電気料金単価26.48円 =397.2円 |
まとめると、ロック板を、1ヵ月ほど使うと397.2円ほどかかります。
〇まとめ
今回は、コインパーキングにかかる電気代とは・料金単価・電気料金の計算式 についてご紹介しました。
今回のポイントをまとめると次の通りです。
〇コインパーキングで、電気を使用する時、電気の使用量の単位は「kWh(キロワットアワー)」で表す
〇W・kWとは、電灯が光を放出する時のエネルギー量のこと
〇駐車場機器の電気料金の計算とは
駐車場機器の消費電力(W) × 1日の使用時間 × 1ヵ月の使用日数 × 電気の料金単価(円) = 1ヵ月の駐車場機器の電気料金 |
〇駐車場灯の電気料金の計算式とは
駐車場灯300W × 10台分 × 1日の使用時間12時間 × 1ヵ月の使用日数30日 × 電気料金単価26.48円 = 28,598.4円 |
〇集中精算機の待機時の電気代とは
集中精算機の待機時50W × 1日の使用時間22時間 × 1ヵ月の使用日数30日 × 電気料金単価26.48円 = 873円 |
〇ロック板の電気代とは
ロック板の消費電力1日分500W × 1ヵ月の使用日数30日 × 電気料金単価26.48円 =397.2円 |
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