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普通の家、住宅地、駐車場でも、自動販売機やコインロッカーなどの設置はできる?

普通の家、住宅地、駐車場でも、自動販売機やコインロッカーなどの設置はできる?

個人所有の土地、住宅地や駐車場でも設置は可能

自動販売機、コインロッカー、またカプセルトイや証明写真機など、無人の販売機の設置は、一般の住宅地や駐車場でも設置可能です。

また建物のない空き地でも設置できますが、ポイントとして、法務局に登記されている土地の地目が「宅地」であることが重要です。
広く土地が空いていても地目が「田・畑」などの農地の場合は、無人の販売機を含め、農地利用以外の活用が出来ません。
実際に相談者の方でも、親類から土地を相続した場合は、この地目を確認して頂いております。
永年、建物のない空き地として認識されていた土地でも、実は農地だったというケースが時々あるのです。

許可などは必要?

基本的に営業許可は不要ですが、設置物や自治体によっても異なります。
許可申請などについては、より詳しく解説した、こちらの記事をご参照ください。
【小さな土地活用】「自動販売機」や「コインロッカー」を置くのに、営業許可や申請は必要?

どれくらいの面積があれば設置できる?電源はどうなる?

実際の設置に際しては、販売機自体が置ける面積があること、また電源を確保できる事が最低条件となります。

1坪未満、1畳未満の土地でも設置可能だけど・・・

例えば、一般的なジュース・コーヒーなどの飲料自動販売機の場合、奥行が約70cm、幅が約90cmほどになります。
この面積があれば設置が可能ですが、料金回収・在庫補充作業などのために、販売機の前側にもある程度のスペ―スがある事が望ましいです。
これよりも小型の自販機や、飲料以外の自動販売機では、必要な面積も変わります。

その他では、コインロッカーは一列単位で、幅が約50cm、奥行が約60cmとなります。ただし、コインロッカーを一列のみで設置することはあまりないので、自販機よりも広いスペースで行われる事がほとんどです。
機械自体が大型な証明写真機、コインロッカー同様、単独での設置例があまりないカプセルトイ販売機なども、一般には自販機より広めのスペースを必要とします。ただし、奥行きが自販機ほど必要ないケースもあるので、形状が細長く、奥行か幅のどちらか満たない土地でも、活用できる可能性はあります。

電源が近くにないとダメ? 電気代はどうする?

販売機の電源は、同じ敷地内に電気が通っていれば、それを利用します。販売機の近くに電源があるのがベストですが、遠い場合は、延長して取り回します。
もし、敷地内に電気が通っていない場合は、電柱から電源をとる工事が必要になります。地域にもよりますが、初期投資が10万円以上する大がかりな工事になることが多く、電源を利用しない土地活用(スペース貸し、トランクルームの設置など)の方が向いているケースも出てきます。

また電気代の支払いについては、販売機の管理会社との契約によって決められ、土地の所有者が電気代を負担する場合、管理会社が負担する場合、どちらもあり得ます
電気代の負担分はマイナスになりますが、その分、販売機の売上に応じた手数料が高めに支払われます。
さらに最近の自動販売機は節電・省電力モードがあるため、以前よりも電気代が安くなっているようです。


こうした販売機の設置をするためには、それぞれの自動販売機の販売・管理会社と契約して、土地を貸し出すことが一般的な方法です。
スペースの空いている住宅地・駐車場・空き地がどのように活用できるか、それぞれの管理会社に見積もりをしてもらったうえで、一番条件の良い活用方法を選びましょう。

当サイトでは、無料で複数業者への一括見積・交渉代行を行っておりますので、もし興味のある活用方法があれば、当サイト「1坪活用ナビ」にぜひご相談ください。

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