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駐車場の適正料金の決め方指南 利用率を上げて売り上げアップ!

駐車場の適正料金の決め方指南 利用率を上げて売り上げアップ!

「駐車場を経営する際は、いくらの利用料を徴収するのが適切なの?」

「駐車料金をあとから値上げすることはできるの?」

駐車場経営をはじめて行う際には、料金に関するさまざまな疑問があるでしょう。

 

駐車場料金は、収益性に大きな影響を与えるため慎重に検討することが大切です。駐車料金は高過ぎても安過ぎても問題があるので、適正価格を設定するようにしましょう。

 

この記事では、駐車料金の相場から、決め方のポイント、値上げの仕方、掲載したい料金が比較できる駐車場アプリまで、詳しく解説します。

 

ぜひ最後まで読んで、経営をスタートする駐車場の適正な料金決めにお役立てください。

 

駐車場料金の相場とは

駐車場料金は、相場を参考に決めることが大切です。相場に見合った料金にしなければ、集客が見込めなくなるからです。

 

安すぎれば、集客はできても収益が上がらず経営を続けるのが難しくなるでしょう。では、相場はどのようにして決まるのでしょうか?

 

まず、大きく影響するのは地代です。さらに、駅前や繁華街といった立地の良い場所も相場は上がります。地代は、公租公課や路線価などから算出することができます。周辺環境の変化と共に地代も変わるので、気になる場合は定期的に確認しましょう。

 

また、地代より簡単に相場を把握するには、周辺の駐車場料金を調べて平均値を算出する方法があります。駐車場料金を決める際は、さまざまな情報をリサーチして総合的に判断するようにしましょう。

 

月極駐車場利用料金の決め方のポイント

実際に月極駐車場の料金を決める際には、借り手にとって毎月の固定費になる点を考慮する必要があります。長期的に利用してもらうことが多いからです。

 

ですから、より周辺の月極め駐車場料金との比較を丁寧に行うように心がけてください。少しでも他より高く設定していると、契約を解除されてしまう場合もあるでしょう。

 

また、月極駐車場は舗装の有無、屋根の有無など設備の充実度も集客に大きな影響を与えます。こうした設備についても、周りの駐車場の状況を把握するようにしてください。周りの設備が充実していなければ、舗装を行うだけで差別化することができます。ですから、多少高くても利用者を集めることができるでしょう。

 

周辺の月極め駐車場を調べる際は、立地条件も同じようなところで比較することが必須です。立地や利用者層、地形などが違えば、料金は違って当然です。

 

同条件の駐車場をしっかりリサーチして、適正価格を見つけましょう。

 

コインパーキング利用料金の決め方のポイント

コインパーキングも周辺との兼ね合いが大切ですが、それだけでは思うように集客するのが難しいでしょう。というのも、場所によっては営業車の利用が大半を占め、多少高くても利用しやすい場所であれば使ってもらえるからです。

 

利用率を上げる料金設定のポイントは、料金の上限は安くし、時間の単位は長めに設定することです。時間の単位が長めであれば、料金は多少高めでも問題ないでしょう。

 

例えば、30分200円と60分300円では前者の方が儲かりますが、長めの時間単位であれば高い料金を確実に回収できます。ですから、60分の料金設定をおすすめします。

 

ただし、飲食店やショップの利用者が使うような立地のコインパーキングは、短い時間設定の方が好まれます。利用者層や目的をよく理解して、それに見合った料金や時間設定を行うようにしてください。

 

また、コインパーキングは上限料金を設定する必要があります。これは、立地があまりよくない場合です。立地が良ければ短時間の利用者を増やして回連立を上げた方が収益はあがります。その場合は、上限料金を設定する必要がありません。

 

コインパーキングの駐車場料金の設定は、周辺の相場に加えて立地をよく考慮して決めるようにしてください。

 

駐車場料金の値上げの仕方

駐車場料金をやむなく値上げする際には、注意が必要です。値上げをすることで利用者が離れてしまう可能性があるからです。

 

まず、周りにある駐車場の価格をリサーチしましょう。設備が同程度で価格も同じくらいであれば、値上げするのはやめた方がいいでしょう。他に駐車場がないような場所であれば、多少の値上げは問題ありません。少しの値上げであれば、どうしても利用したい人が使ってくれます。

 

スムーズに値上げができるタイミングとしては、月極駐車場の場合は契約更新の際です。契約更新の半年くらい前に、利用者へ値上げの要望を伝えましょう。

 

値上げの理由が駐車場経営による収益を上げるためであれば、別の方法を試してみてください。

 

例えば、月極駐車場の1台分のスペースを、日中と夜間に分けて利用者を募る方法です。車通勤で昼間は出かけていて空いているのであれば、朝から夕方くらいまで別の人に貸します。これなら、無駄なく利用料金を回収できます。

 

他にも、レイアウトを変更して台数を増やすのも1つの方法ですただし、出入庫がしにくいようでは本末転倒なので気をつけてください

 

利用料金を比較できる駐車場アプリ3選

駐車場経営の際は、駐車場アプリに登録をしておくと利用者が増えます。この項目では3つのおすすめアプリを紹介しますので、気になるアプリがあれば登録しましょう。

 

1つめは「PPPark!です。特徴は土日祝日や最大料金も考えて比較をしてくれる点です。また、データは随時更新されており、全国6万件以上の駐車場が掲載されているのも注目すべき点です。

 

2つめは、駐車場としての看板を掲げていない空きスペースも含めて検索できる「akippaです。ですから、登録をする際は駐車場として整備していなくても、空いている土地を駐車スペースとして貸し出すことができるのです。

 

3つめは「SmartParkingです。これは、相場より安い駐車場を探すことができ、スマートフォン上でクレジット決済ができるのが特徴です。どのアプリにするかは、経営している駐車場に合わせて選ぶようにしましょう。

 

駐車料金を決めるのは、リサーチなど手間がかかる業務の1つです。駐車料金を検討して、周辺の状況や相場が収益を上げるのに適していないと判断したら、別の土地活用を考えてみるのも1つの方法です。

 

土地活用で迷ったら、実績豊富な専門家に相談することをおすすめします。

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