稼働率が上がるコインパーキングの看板とは? 種類・費用から表記の注意、メンテナンス、設置のコツまで詳しく解説!
「コインパーキングの看板はどんなものがいいの?」
「コインパーキングの看板の設置で売り上げを上げるコツはあるの?」
経営しているコインパーキングに看板を設置する際、こんな悩みを抱えている人も多いでしょう。
コインパーキングは、看板によって売り上げが変わります。看板による誘導で、利用を迷っているユーザーの利用を促進することができるからです。
この記事では、コインパーキングの看板の種類や費用から、表記の注意点、メンテナンス、設置のコツまで解説していきます。
ぜひ最後まで読んで、コインパーキングに看板を設置する際の参考にしてください。
コインパーキングに設置する看板の種類と費用
コインパーキングの看板には、それぞれ目的の異なるいくつかの種類があります。大きく分けて4つの種類があるので、1つずつ説明していきます。
まず、最もシンプルな看板が平看板またはプレート看板と呼ばれています。塀やフェンスなどに設置するタイプで、長方形の板に文字やイラストが描かれているシンプルな看板です。
主に月極駐車場に設置することが多い看板になります。費用は、サイズによって異なりますが、アルミ板のタイプで2万円~が目安です。
自立型で方向を示すために設置するのがスタンド看板です。進入禁止の場所に設置することもあります。折りたためるタイプのA型の看板は、3~4万円が相場です。スタンドプレーとは2万円から、電飾タイプのスタンド看板は5万円からになります。
駐車禁止や立ち入り禁止といった場合に設置されることが多いのが、ロードコーンです。置くだけで設置も撤去も手軽なので、臨時に利用できるのが特徴です。費用は1個あたり2千円から用意できます。
基礎を設置してポールを建て、そこに看板を取り付けるタイプの看板がポールサインです。遠くからでも認識してもらえるように設置するのが目的の看板です。費用は5万円からです。
以上が、駐車場に設置されることが多い看板の説明になります。経営する駐車場に合う看板を選びましょう。
コインパーキングの看板に最大料金を表記する際の注意点
最大料金の表記は、トラブルを招くことが少なくありません。例えば、「繰り返し適用」の有無についてです。繰り返し適用の場合は、単純に最大料金の表記通りの支払いになるので問題ありません。
適用ではない場合は、入庫してから24時間を経過したら通常の時間当たりの料金がプラスされるのです。この場合、「入庫から24時間最大料金」と表記しなければ、クレームの対象になるでしょう。
また、昼と夜の最大料金が異なる場合の表記も注意が必要です。「1回限り」の適用であれば明記をすることが必要です。24時間駐車した場合は、昼と夜の最大料金を足した料金を支払うことになるので、特に問題ありません。
「●時~●時に入庫した場合」などの条件がある場合、わかりやすく大きい文字で表示してください。看板の下に小さな文字で表記をしてあると、正しく表記していてもトラブルの原因になるでしょう。
当日最大料金の場合、日付が変わるまでが対象になり、それ以降は通常料金が加算されるのであれば、「入庫から24:00まで」と表記が必要です。
このように、集客のために「最大料金」だけを目立つように表記して、条件を曖昧にしたり小さい文字で表示したりしていると、利用者から多くのクレームがきてしまいます。
誰が見てもわかるように、正確に理解しやすい表記を心がけましょう。
コインパーキングの看板や設備の耐用年数とメンテナンス
コインパーキングに設置する精算機やゲートなどの設備は、排気ガスの影響などもあって腐食が早くなりがちです。ですから、メンテナンスは5年を目安に行うことをおすすめします。小まめに点検や修理を行っておけば、10年は使い続けることが可能です。
看板は、3~5年が耐用年数の目安です。また、電源の引き込みについては15年程度耐用可能になります。アスファルト舗装したら、10年くらいでメンテナンスを行いましょう。ある程度の期間が経つと、雨水が溜まりやすくなるなど利用者が不便を感じる状態になってしまいます。
設備の状態は定期的に確認を行うようにして、故障によって営業を中止するなどのリスクを避けましょう。時間が取れずメンテナンスに注意を払うのが難しい場合は、専門業者に管理を任せるのが賢明です。
土地を提供して、設備の用意から管理運営全般にお任せする一括借り上げや、管理のみを任せる管理委託方式など、希望に合わせて選んでください。
昨今では、中古の設備を利用することも多くなっています。その場合、基準をクリアしたものであることを確認して設置しましょう。
売り上げを上げるコインパーキングの看板設置のコツ
看板の設置によって利用者数は変わってきます。特に初めて利用する人は、看板を頼りに利用する人が大半だからです。
まず、遠くからでも認識できるように目立つことを意識して設置するようにしましょう。設置した看板は、体感で7秒以内に何のことかわかるように表記することも必須です。
看板の存在に気づいても、何の看板なのかが理解できなければ通り過ぎてしまいます。「P」と描いた看板や「満空看板」はことさら目立つことが大切になります。
看板の色は、黄色や赤といった目立ちやすい色が向いています。運転中は集中しているので、風景になじむような優しい色は見逃されてしまうからです。料金の表記については、分かりやすくハッキリ示すことで安心して利用してもらいやすくなります。
ただし、人が集まる場所では料金が割高でも利用が期待できるので、その場合はあえて料金をハッキリ表記するのは避けましょう。
売り上げを上げるポイントとして、誘導看板を設置するのも有効です。特に、やや複雑な立地でわかりにくい場所にある場合は、手前に「この先●m」などの表示をして誘導しましょう。
このように、所有する土地の条件に合った看板を設置することで、コインパーキングを利用してくれる人の数は大きく変わります。利用者のニーズや心理を細かく分析して、看板の設置方法を検討してみてください。
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