コインパーキング会社から賃料減額交渉が来たら?基本事項と対処法を解説!
コインパーキングのオーナー様と駐車場会社との間でのトラブルは、実は少なくありません。長年のご相談実績でも結構多いのが「契約期間中の賃料の減額交渉」です。土地オーナー様の中には、契約書の条項をよく見ないで契約してしまう、なんていうのはよくあることです。契約書に関しては、いくつかのポイントを契約前に確認しておくとトラブルを回避できます。
今回は、契約前に確認してほしいポイントとコインパーキング会社から賃料減額交渉が来た時の対処方法、またその後の対応としてお勧めしたいことをリポートしていきます。
コインパーキングの契約前に確認したいこと
1.駐車場会社からの賃料減額交渉は正当かどうか?
土地オーナー様からのご相談でよくあるのが、以下のような相談です。
今の駐車場会社から「賃料を減額してくれ」と来たが、どう対処すべきかわからない。
そもそもなんですが、駐車場会社との借り上げ契約の場合『一時使用賃貸借契約』を採用している場合がほとんどで、そのなかに賃料の改定に関する事項はマストで入っているものです。なぜなら、一時使用賃貸借契約は、定期借地契約や普通借地契約などとは違って、何もかもが軽い契約だからです。これは、地上権や借地権が発生しないのでフットワークが軽く次の計画に移りやすいので、いい面も悪い面も持っているということです。
2.駐車場会社は他人の土俵で相撲を取っているだけ?
いくつか解決策があるので、一緒に対策を考えましょう!
あー、でも。今の駐車場会社とは長年の付き合いだから、あんまりドライな対応はできないと思って。みんな不況で困っているし、お互い様かなと思うんだけど・・・。どうかな?
こういう場合は、結構多いです。
ですが考えてみてください。今まで減額交渉をしてこなかった➡駐車場会社が儲かっていたからのではないでしょうか?いい時にはこちらにメリットのある事を言わないで、悪い時にだけこちらに不利なことを言ってくる。すごく独りよがりな考え方ですよね?
駐車場会社というのは、そもそも土地オーナー様の土俵で相撲をとっている(土地で事業を行っている)だけの会社なんです。
土地オーナー様が泣き寝入りをする必要はないんです!!
3.賃料減額交渉への実際の対応の仕方
それでは、実際にどうやって賃料減額交渉に対応していくかを解説いたします!
3-1.交渉をいったん断ってみる
意外と大事なことです。駐車場会社としては「これくらい下げられるだろう」と高をくくって、今の賃料の50%まで減額してくるといったことはよくあります。こういう場合は
減額交渉は受け入れられません。
と言ってみましょう。いずれ解約になる場合だったとしても、今の賃料条件を数か月引き延ばすことができます。
3-2.契約を担当した営業マンを呼び出してみる
駐車場会社が大手になればなるほど、担当がコロコロ変わるものです。今の担当者は、土地オーナー様の気持ちなど理解していない場合がほどんどです。土地オーナー様の気持ちを理解しているであろう契約時の担当者に話してみるというのも手ではないでしょうか?
3-3.減額金額や期間の交渉をしてみる
通常、賃料の減額交渉というのは少し多めに提示してくるものです。駐車場会社目線では、子の減額交渉であわよくばこの物件を赤字から黒字に転換したいと思っています。なので、
今まではどれくらいの売上で、今はどれくらいの売上があるんですか?ランニングコストはどれくらいですか?この減額で、御社はどういう状態になるんですか?
と聞いてみましょう。この情報は、この場だけでなく今後の情報として役に立つ場合があります。また、土地オーナー様が得た上記の情報の精査に関しては、是非1坪活用ナビにご相談ください!おおよその費用感に関しては各社把握しております!
また、期間限定で減額を受け入れるというのも有効な手段です。この場合の注意点は、いったん受け入れてしまったら、次々と減額交渉が来るかもしれませんので、そこだけ注意してください。
3-4.他の駐車場会社の見積もりを取得してみる
駐車場会社は、各社強いエリアや重点エリアというものが存在します。また、昔に比べて会社数が増えています。他の駐車場会社の判断を聞いてみると意外と今の賃料よりいい条件が提示される、なんてこともあります。
ピンチをチャンスに変える!という考え方をしてみると、ポジティブに交渉に応じることができると思います。
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また、駐車場に限らず「この土地で何ができるのか・・・」といった考えも改めてしてみるのもいいでしょう!
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