土地活用においての太陽光発電経営の具体例
これまで太陽光発電経営に関して、太陽光発電とはなにか?、メリットについて、太陽光発電経営の注意点、適した土地について解説してきました。
今回はそれらを踏まえて、太陽光発電による土地活用の具体例について解説していきます。
太陽光発電の具体例
所有する土地が太陽光発電に向いている場合、土地活用のパターンにはいくつかの方法が存在します。
代表的な2つの方法を紹介していきます。
野立て太陽光発電
野立て太陽光発電とは、地面に高架台を設営した上で、そこにソーラーパネルを配置し行なう形の発電方式です。
住宅に設置する場合は住宅の屋根の限られた面積に小さなシステム乗せるしかないため発電できるソーラーパネルの台数が限られますが、野立て太陽光発電であれば、10kw以上のシステムも容易に設置することが可能です。
10Kw未満では固定価格買取の期間は10年となりますが、10Kwを超えると20年間になるケースが多いため、より大きな事業収益を生む可能性があります。
規模が大きくなれば、当然太陽光発電単体の初期費用が多く発生しますが、マンション・アパートなどの建物を建築するケースよりははるかに負担は小さく済み、7~8年で回収できるケースも多いと考えられます。
太陽光発電の事業者に土地を貸し出し運営してもらう形で、地代収入だけを得る方法もありますが、管理やリスクを負わない代わ理として収入は非常に限られます。
50kw程度のシステムで1000万円台の投資で済むという点を考えれば、自己運用での太陽光発電経営に乗り出す価値は十分あると言えます。
マンション・アパートでの太陽光発電
所有する土地が住環境がよくマンション・アパートなどの賃貸経営に向いている土地である場合は、その屋上や屋根に太陽光発電のソーラーパネルを設置して家賃と電力販売のダブルインカムを狙う方法もあります。
太陽光発電単体の費用として考えた時に、野立ての場合は地盤改良や高架台設置費用などの多くの初期費用かかることに比べて、屋上や屋根を利用することで初期費用の圧縮が可能となります。
また、野立てに比べてソーラーパネルが高い位置に設置されるため、周辺環境に左右されることが少なくなり、日照の条件も地上に設置する野立てに比べてより良くなります。
建築したマンション・アパートの屋上や屋根の面積が広く多くのソーラーパネルを設置でき、10kw以上の大規模なシステム設置が可能な場合は、固定価格買取の期間は20年間となり、発電したすべての電気を売電可能です。
10kw未満の場合でも、マンションやアパートの共有部分の電源に使うことで 余った分を余剰買取制度によってそっくり買い取ってもらうことができます。
土地活用としても収益性が高く、施工費用も抑えられるため、この組み合わせを利用した土地活用を行なう土地オーナー様が増えてきています。
太陽光発電経営部分だけでも10%オーバーの収益を出しているケースが多く、使っていなかった屋上や屋根を有効活用し土地活用を行なう方法として、おすすめの方法と言えます。
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