駅から遠い土地で出来る土地活用
土地活用を検討する際に、ご所有の土地の特徴を良く把握し、様々な観点から土地活用の良し悪しを検討し、それぞれの土地に合った活用を選択することがとても重要です。
むやみに相続対策目的で賃貸住宅を建築したり、売却用地をとりあえず駐車場にしたりすることは、あまり賢い選択ではありません。
税務的な面や、収益面以外にも、土地の規模、道路付け、駅からの距離、用途地域…など様々な要素が御座います。
今回は、その中でも「駅から遠い土地で出来る土地活用」についてご説明します。
駅から遠い土地に向かない土地活用
駅からの遠い土地に向いている活用か向いていない活用かを考える際に重要なことが、「その施設の利用者は、駅からの距離を気にするか?」ということです。駅からの距離が気にされる施設として一番に思い浮かぶのが、「賃貸住宅」でしょう。
家探しをする際は、利用者の検索条件には必ず「駅からの徒歩分数」が入ってきます。
その為、賃貸住宅は駅から遠い土地には向いていない土地活用です。
相続対策目的で賃貸住宅を建築される方も非常に多いと思いますが、相続対策目的のみで活用を進めてしまうと、相続対策目的で行った活用が将来的に相続人を苦しめてしまうことも良くあるお話です。
駅から近い土地でも遠い土地でも、建築費用は一緒ですが、貸出賃料と空室率が変わってきます。
賃貸住宅の利回りは基本的に満室想定で考えられることが多いですが、駅から遠い場所では空室が出てしまうことも多くあります。
また、業者がサブリース契約を結び一括借上をする場合もありますが、物件が埋まらない場合家賃交渉をされるリスクもあります。
駅から遠い土地に向いた土地活用
逆に、駅から遠い土地に向いた土地活用も御座います。例えば、「トランクルーム」がその一例です。
最近、街道沿いでコンテナタイプのトランクルームを見かけることも多くなってきました。なぜ、トランクルームは駅から遠い土地での活用に向いているのでしょうか?
それは、トランクルームの利用者は基本的にトランクルームの施設には車で行く為です。
荷物を手で持って歩いて施設まで行く方はほとんどいません。
実際にトランクルームを全国で運営する会社からの情報でも「トランクルームを探している利用者は、駅からの徒歩分数を気にするかたはほとんどいない」とのことです。
つまり、トランクルームは駅からの距離が無関係な事業であり、駅からどれだけ遠い場所でも、近隣の需要が見込めれば成り立つ事業です。
逆に駅に近い場所だからといって、トランクルームの賃料が高く取れるというわけでは御座いません。
このように、土地活用には様々な細かい特徴が御座います。
当サイトでは、様々な土地活用の特徴を細かく把握し、オーナー様の土地に合ったベストな活用を一緒に考え、トータルしてサポートさせて頂いております。
駅から遠い土地や狭い土地なども、それに合った活用が御座います。土地活用に関するお困りごとなど、お気軽にご相談をお待ちしております。
狭小地以外の土地有効活用