狭小地の土地活用にバイク駐車場が向いている理由
狭小地でも可能な土地活用としてバイク駐車場がありますが、バイク駐車場には多くの需要があることをご存知でしょうか?
今回は、バイク駐車場の現状からなぜ狭小地に向いているのかまで詳しく説明していきます。
バイク駐車場の現状
バイクの駐車場は自転車の駐輪場や車の駐車場に対して少なく、バイクオーナーは規制が厳しくなった違法駐車の取り締まりにより、駐車スペースの確保に苦労しているのが現状です。
その背景にあるのが、2006年6月から施行された改正道路交通法を機に、バイクに対する駐車禁止の取り締まりが強化されたことがあります。
特に都市部のバイク駐車場は絶対数が足りていないのが現状で、日本自動車工業会によると車両台数に対する駐車スペース整備数は自動車の6分の1ほどしかないのが現状です。
バイク駐車場の需要は高い
日本自動車工業会のデータによるとバイクの需要台数は2009年以降、50万台を割り込んでおり、2014年度には43万5000台と減少傾向にあります。その背景にあるのは少子高齢化に伴う人口減少の影響が大きく、1999年の85万6000台から半分に落ち込んでいます。
ですが、バイク駐車場の需要がそれでも高い理由は、前述の通り1000台あたりのバイクの駐車場整備台数が13台しかなく、自動車の6分の1にとどまっているという現状であるためバイク駐車場が不足している点です。
つまり、バイクの保有台数は減少傾向をたどっているにも関わらず、バイクの駐車場に関しては絶対的な不足状況に変わりはなく、多くの需要が考えられ、収益機会があると言えます。
今後バイクの需要台数に関して、日本自動車工業会の調べでは10代・20代の若者の需要が減少傾向にありますが、ボリュームゾーンの40代~60代が今後の市場を活性化すると分析しています。
実際、2016年3月の市場動向からは、資金面で余裕のある中高年層が大型バイクに対する購入意欲の増加傾向が見られています。そこから大型バイクや高級バイクなどを雨風から守るためのバイクガレージの需要も多くあることが考えられます。
狭小地でのバイク駐車場での土地活用
狭小地や変形地などの広いスペースを確保できずに住宅などの建築が難しい土地でも、バイク駐車場の土地としてであれば、十分土地活用が可能です。
また既にその他の土地活用をしている土地の空いているスペースを組み合わせで活用するのにもバイク駐車場は向いている活用と言えます。
数台からでも土地活用を始めることが可能なため、バイクを駐車するスペースを数台分確保できる土地であれば可能な土地活用です。
活用にお困りの狭小地や遊休地をバイク駐車場やバイクガレージに整備することは、社会的要請に応えることにもなると言えます。
狭小地での土地有効活用