狭小スペース!テイクアウト専門バーガー店のメリット・デメリット!
テイクアウト専門バーガー店とはどんなものかご存知でしょうか?
一般的にハンバーガー店というと、マクドナルドやモスバーガーをイメージすることでしょう。
これらは主に「イートイン(店内飲食)」に重きを置いているハンバーガー店です。
それに対し、テイクアウト専門バーガー店は文字通り「テイクアウト(店外飲食)」に特化したハンバーガー店です。
そのため「狭小スペース」や「狭小地」でも十分始めることができます。
では、テイクアウト専門バーガー店とは一体どんなものでしょうか。
今回は、狭小スペース・テイクアウト専門バーガー店のメリット・デメリットについてわかりやすくご紹介します。
①テイクアウト専門バーガー店とは?
テイクアウト専門バーガー店とは、お客さんが商品を購入後、店外で食べる専門のハンバーガー店のことです。
ちなみにイートインとは、店内で飲食することです。
デリバリーとは、飲食物を依頼先に配達することです。
➁テイクアウト専門バーガー店の特徴とは?
テイクアウト専門バーガー店には、次の13の特徴があります。
❶テイクアウト専門バーガー店とは、マクドナルドのような一般的なハンバーガー店と違い、完全に店外飲食専門のハンバーガー店のこと
❷テイクアウト専門バーガー店は、店内ではタブレットオーダー、店外からはモバイルオーダー・アプリオーダーを使った注文ができる
❸テイクアウト専門バーガー店は、マクドナルドのようなオールラウンドよりも「チーズ」などにジャンルを特化した特化型店が相性が良い
❹テイクアウト専門バーガー店は、オーダーから提供まで、店員とお客さんはほぼ非接触でいられる
❺テイクアウト専門バーガー店は、型崩れを起こさないようにする工夫、袋や箱内に湿気がこもってベチョベチョにならない工夫、冷めてもまずくならない工夫がされているので、店外飲食をしても味が落ちない
❻テイクアウト専門バーガー店は、ちょっと尖ったメニュー・期間限定メニュー・地元限定メニューなど挑戦的な商品との相性が良い
❼テイクアウト専門バーガー店は、支払い方法は現金、キャッシュレスの両方に対応している
❽テイクアウト専門バーガー店は、スタッフが手作りするバーガーだけでなく「ハンバーガーショップ専用の調理ロボット」も導入している
❿テイクアウト専門バーガー店は、店舗の窓から注文したハンバーガーを作っている調理工程を見せることで、待っている間もエンターテインメントとしてお客さんに楽しみを提供している
⓫テイクアウト専門バーガー店は、ウーバーイーツなどのデリバリーと提携できるので、わざわざ店舗まで買いに来る必要がない
⓬テイクアウト専門バーガー店は、現在「ブルースターバーガー」「ベックスバーガー」などのスター店舗が話題である
⓭テイクアウト専門バーガー店の「ベックスバーガー」は、一般的な店舗だけでなく、基礎工事不要の「コンテナ型店舗」を開発し、空き地や駐車場などの空きスペースに設置されている
➂テイクアウト専門バーガー店のメリット
テイクアウト専門バーガー店には、次の3つのメリットがあります。
❶小さい店舗で始められる
1つ目のメリットが「小さい店舗で始められる」ことです。
テイクアウト専門バーガー店は、イートイン用の客席が必要ありません。
そのため、厨房と商品引き渡しスペースのみの小さい店舗で始めることができます。
よって、狭小スペースで始められます。
❷1~2名のスタッフで営業できる
2つ目のメリットが「1〜2名のスタッフで営業できる」ことです。
一般的なイートインのハンバーガー店であれば、店頭受け付け、調理、店内管理、ドライブスルーなど1店舗あたり最低3〜4名のスタッフが必要になります。
それに対し、テイクアウト専門バーガー店は、調理と受け付けの1〜2名のスタッフがいれば営業できます。
❸原価が高い本格的なハンバーガーが食べられる
3つ目のメリットが「原価が高い本格的なハンバーガーが食べられる」ことです。
テイクアウト専門バーガー店は、一般的なハンバーガー店に比べて、あらゆる点をコストカットしています。
ただしコストカットした分を利益にせず、食材に高い原価をかけています。
そのためお客さんは本格的なハンバーガーを食べることができます。
ちなみにマクドナルドの原価率は35.8%、モスバーガーの原価率は50.7%、テイクアウト専門バーガー店の原価率は68%で、マクドナルドの約2倍も使っています。
④テイクアウト専門バーガー店のデメリット
テイクアウト専門バーガー店には、次の3つのデメリットがあります。
❶他店のマネでは売れない
1つ目のデメリットが「他店のマネでは売れない」ことです。
テイクアウト専門バーガー店は、新しい業態のお店であることから、オリジナリティのある話題性が必要です。
他店のマネをしていると、評価が下がりお客さんが集まらなくなります。
❷SNSとの相性が良くないとキツい
2つ目のデメリットが「SNSとの相性が良くないとキツい」ことです。
イートインタイプは美味しいハンバーガーを提供すればお客様がついてくれるという発想でした。
ところがテイクアウト専門バーガー店は、イートインタイプと違い、見映えやファッション性が必要です。
SNSとの相性が良くないとキツいビジネスです。
❸フードテックの導入が必須
3つ目のデメリットが「フードテックの導入が必須」です。
フードテックとは「飲食ビジネスとITを融合したシステム」のことです。
フードテックを導入すると、食材の発注・管理・売上・従業員の勤怠・シフトなどが完全自動化されます。
そのため経費やマネージメントが小さく済みます。
逆にこれまでのようにアナログシステムのままだと、テイクアウト専門バーガー店のスペックが大きく下がり、メリットがなくなります。
まとめ
今回は、狭小スペース・テイクアウト専門バーガー店のメリット・デメリットについてご紹介しました。
今回のポイントをまとめると次の通りです。
①テイクアウト専門バーガー店とは、お客さんが商品を購入後、店外で食べる専門のハンバーガー店のこと
➁テイクアウト専門バーガー店の特徴は、店内ではタブレットオーダー、店外からはモバイルオーダー・アプリオーダーを使った注文ができること
➂テイクアウト専門バーガー店のメリットは、小さい店舗で始められること
④テイクアウト専門バーガー店のデメリットは、他店のマネでは売れないこと
狭小地での土地有効活用