空き家・空き地バンクとは?メリット・デメリット・遊休地の活用!
空き家・空き地バンクとはどんなものでしょうか?
現在、使っていなかったり、収益化ができていない物件だと、固定資産税を払うだけになります。
こうなると物件の資産価値は長期的にはマイナスです。
そんな中、物件の流動性を高めてくれるのが「空き家・空き地バンク」です。
では、空き家・空き地バンクとは一体どんなものでしょうか。
今回は 空き家・空き地バンクとは・メリット・デメリット・遊休地の活用 についてわかりやすくご紹介します。
〇空き家・空き地バンクとは何か?
空き家・空き地バンクとは一体どんなものでしょうか?
こちらでは空き家・空き地バンクについて詳しくご紹介します。
〇空き家・空き地バンクについてのまとめ
項目 | 説明 |
①空き家・空き地バンクの定義とは? | 空き家・空き地バンクとは、国土交通省が構築・運営を支援する不動産情報検索システムのことです。 |
➁空き家・空き地バンクの特徴とは? | 空き家・空き地バンクには、次の8つの特徴があります。
❶空き家・空き地バンクには、全国の空き家・空き地の物件情報が登録されており、検索できるシステムになっている ❷一般的に空き家・空き地バンクは、地方自治体が主体的に運営している ❸空き家・空き地バンクの情報を使って、空き家・空き地を買いたい人・借りたい人にマッチングし、購入・または賃貸ができるシステムになっている ❹空き家・空き地が増えることによる社会問題を解決するために活動している ❺不動産のオーナーと購入者・借主との交渉が難しい場合には、地域の宅建業者に仲介に入ってもらう自治体もある ❻空き家・空き地バンクの情報は、あくまで簡易情報なので、詳しいことを知りたい時には、現地に行って内部情報・周辺環境を確認する必要がある ❼各自治体ごとにオリジナルな取り組みをしている ❽物件の成約件数が多い自治体ほど、多彩な施策を行っている |
➂空き家・空き地バンクのメリットとは? | 空き家・空き地バンクには、次の11のメリットがあります。
❶田舎や山の中にある空き家・空き地でも、存在を知ることができる ❷空き家・空き地の流動性が高くなる ❸売主・貸主は無料で物件情報を発信できる ❹買主・借主は無料で物件情報を取得できる ❺空き家・空き地を減少させ、周辺住民の住環境を守る効果がある ❻買主・借主は、空き家・空き地を不動産屋価格よりも安く購入したり、借りたりできる ❼空き家・空き地バンクは、基本的に仲介手数料が発生しない ❽空き家・空き地バンクを利用して、空き家に住んだり、空き地を利用することで地域の活性化につながる ❾空き家・空き地バンクで不動産を手に入れやすくなることで、移住者が増え人口が増える効果がある ❿空き家・空き地バンクを利用すると、補助金制度を使うことができるので、さらに物件を安く手に入れることができる ⓫空き家・空き地バンクを利用すると、改修費用の一部を負担してくれる「リフォーム助成」が使える |
④空き家・空き地バンクのデメリットとは? | 空き家・空き地バンクには、次の4つのデメリットがあります。
❶空き家・空き地バンクが浸透していない自治体もある ❷空き家・空き地バンクは、民間の不動産会社と違い、自治体は契約や仲介をやってくれない ❸空き家・空き地バンクでは、物件のオーナーと買主・借主は直接価格や条件交渉をしなければならない ❹空き家・空き地バンクは、自治体が運営していることから、購入希望者の空き家・空き地案内に手間と時間がかかり、民間のようにスムーズにできない |
〇空き家・空き地バンクの利用の仕方とは?
空き家・空き地バンクはどのように利用すれば良いのでしょうか?
こちらでは空き家・空き地バンクの利用の仕方について詳しくご紹介します。
〇空き家・空き地バンクの利用の仕方のまとめ
項目 | 説明 |
①自治体への空き家・空き地バンクの有無の確認 | 最初にユーザーがやることは、自治体への空き家・空き地バンクの有無の確認です。
一般的には次の3つの方法で確認をとります。 ❶知りたい自治体の公式ホームページを確認する ❷知りたい自治体へ電話・メールで確認する ❸全国版空き家・空き地バンクのサービスから確認する |
➁空き家・空き地バンクに登録する | 探している自治体に、空き家・空き地バンクがあることがわかったら、登録申込みをします。
物件の登録申込みは次のステップで行います。 ❶対象の空き家・空き地バンクがあること確認する ❷登録申込書などを提出する ❸申込書にそって、自治体が現地調査を行う ❹登録が認められると、登録完了証書が発行され、手続きが完了する ❺物件情報が空き家・空き地バンクのウェブサイトに載るので、自由に閲覧できる |
➂交渉・契約する | 空き家・空き地バンクで物件情報を視た購入・賃貸希望者から連絡が入ったら、オーナーは交渉・契約をします。
物件の交渉・契約は次のステップで行います。 ❶物件のオーナーに購入・賃貸希望者から連絡が入る ❷購入・賃貸希望者に物件の内覧を行う ❸双方問題なければ交渉を行う ❹双方条件に納得いけば売買契約を締結する ❺物件の引き渡しを行う |
〇空き家・空き地バンクで遊休地・不活用地の活用!
もし現在、遊休地・不活用地があれば、空き家・空き地バンクを利用することをおすすめします。
賃貸契約を結ぶことで、長期で収益を得ることができます。
ぜひ、お試しになることをおすすめします。
〇まとめ
今回は 空き家・空き地バンクとは・メリット・デメリット・遊休地の活用 についてご紹介しました。
今回のポイントをまとめると次の通りです。
①空き家・空き地バンクとは、国土交通省が構築・運営を支援する不動産情報検索システムのこと
➁空き家・空き地バンクの特徴は、全国の空き家・空き地の物件情報が登録されており、検索できるシステムになっている
➂空き家・空き地バンクのメリットは、田舎や山の中にある空き家・空き地でも、存在を知ることができることである
④空き家・空き地バンクのデメリットは、浸透していない自治体もあることである
狭小地での土地有効活用