ゴーストキッチンとは?定義・特徴・メリット・デメリット!
ゴーストキッチンとはどんなものでしょうか?
コロナ禍を機に一躍脚光を集めているのが「ゴーストキッチン」です。
最低キッチンさえあれば営業できることから「狭小地ビジネス」としても魅力的です。
では、ゴーストキッチンとは一体どんなものでしょうか。
今回は ゴーストキッチンとは・定義・特徴・メリット・デメリット についてわかりやすくご紹介します。
〇ゴーストキッチンとは何か?
ゴーストキッチンとは一体どんなものでしょうか?
こちらではゴーストキッチンについて詳しくご紹介します。
〇ゴーストキッチンについてのまとめ
項目 | 説明 |
①ゴーストキッチンの定義とは? | ゴーストキッチンとは、キッチン(厨房)機能のみを持つデリバリー専門の飲食店のことです。 |
➁ゴーストキッチンの特徴とは? | ゴーストキッチンには次の12つの特徴があります。
❶基本的にキッチン・調理人・デリバリー代行アプリ登録の3つができれば営業できるビジネスモデルである ❷ゴーストキッチンの名前の由来は「実店舗がなく、お客さんからは見えないキッチン・レストラン」からきている ❸インスタグラムやSNSで集客を行い、ウーバーイーツ・出前館などを使ってデリバリーをする ❹一点特化型の商品を扱っている ❺フライドチキン専門店・ハンバーグ専門店・オムライス専門店などを複数業態扱っている ❻一般的な飲食店と同じように、ごはん時のみオープンしている ❼リアル店舗とは違い外部に看板はださない ❽調理スタッフの雇用形態は、調理人を自社で雇うタイプ、調理人を貸し出すタイプ(借りる)、ハイブリッドタイプの3タイプがある ❾以前からあったが、流行り始めたきっかけはコロナ禍から注目されるようになった ❿調理スタッフと顧客との直接の接触はない ⓫基本的にフードデリバリーサービスの取り扱い範囲の場所であればどこでも営業できる ⓬最低キッチンのみの狭小地であっても営業できる |
➂ゴーストキッチンのメリットとは? | ゴーストキッチンには次の15のメリットがあります。
❶主な初期投資は、物件の確保、キッチン機能の2つ ❷実店舗のように外装、内装、空調設備など、来店者のためにスペースを用意する必要がない ❸デリバリー代行アプリに登録すれば、基本的には決済機能は不要になり、現金・レジシステム・キャッシュレス決済システムの全てが不要になる ❹最低、経営者がオーナーシェフで1人で調理すれば、キッチンスタッフが不要になり、1人でも始めることができる ❺キッチン機能だけあれば良いので、実店舗と比較すると、家賃を安く抑えられる ❻1つのキッチンがあれば、複数ジャンルのお店を出店できる ❼フランチャイズに大変向いているビジネスである ❽実店舗では来店しないような幅広い顧客のゾーンを獲得することができる ❾実店舗のように悪天候による売上の減少がなく、むしろ悪天候の時ほど依頼が増える ❿広告宣伝はインスタグラムやティックトックが利用できるのでほぼ無料でできる ⓫人流の大小に影響を受けないので、立地面でのアドバンテージがなく、駅前や繁華街やロードサイドで行う必要がない ⓫求人がほぼ調理スタッフのみに絞れる ⓬実店舗で必要な駐車場が必要ない ⓭閉店・休業・撤退時の費用が小さくて済む ⓮新規出店と撤退の難易度が低い ⓯フードデリバリーサービスの対象範囲であれば、遊休地でも始められる |
④ゴーストキッチンのデメリットとは? | ゴーストキッチンには次の7つのデメリットがあります。
❶フードデリバリーサービスのプラットフォームに依存してしまう ❷お店のみの力での集客はかなり難しい ❸実店舗のように、お客様と接触や接点がないことから、長期でのつながりは期待できない ❹コロナ禍の影響で、ゴーストキッチンが増えたことから競争が激化している ❺料理人の腕、キャリア、飲食業のノウハウがあっても稼げるわけではない ❻フードデリバリーサービスの配達員が多く集まる場所でないと営業できない ❼お客さんとのふれあいにやりがいを感じる人には向かない |
⑤ゴーストキッチンの将来性とは? | ゴーストキッチンの将来性は高いといわれています。
その理由は、2020年アメリカのレストランの売り上げの半分以上が、配達・ドライブスルー・テイクアウトなど、店外での消費による売上によるものだったからです。 日本でも、店外での消費が以前に比べると増加傾向にあり、今後も増々伸びると予想されています。 |
⑥ゴーストキッチンの成功例とは? | ゴーストキッチンの成功例として有名なのは東京都目黒区にある「ゴーストキッチンズ」です。
ゴーストキッチンズには次の4つの特徴があります。 ❶雑居ビルの2階を間借り ❷わずか5坪のキッチンからスタート ❸現在7業態の運営 ❹月商は500万円 ゴーストキッチンズは、以前はほとんど自社PRなし、メディアへの露出なしで完全にゴーストでした。 カレー屋から始めて、現在は7業態で月商は500万円も稼いでいます。 このようにゴーストキッチンは、わずか5坪の狭小地からでも、大きく稼げるビジネスです。 現在、狭小地や遊休地をお持ちであればぜひ、ゴーストキッチンを始めてみられることをおすすめします。 |
〇まとめ
今回は ゴーストキッチンとは・定義・特徴・メリット・デメリット についてご紹介しました。
今回のポイントをまとめると次の通りです。
①ゴーストキッチンとは、キッチン(厨房)機能のみを持つデリバリー専門の飲食店のこと
➁ゴーストキッチンとは、基本的にキッチン・調理人・デリバリー代行アプリ登録の3つがあれば営業できるビジネスモデルである
➂ゴーストキッチンのメリットは、主な初期投資は物件の確保、キッチン機能の2つがあればできること
④ゴーストキッチンのデメリットは、フードデリバリーサービスのプラットフォームに依存してしまうこと
⑤ゴーストキッチンの将来性は高い
⑥ゴーストキッチンの成功例として、わずか5坪のキッチンで、月商は500万円稼げている
狭小地での土地有効活用