オーナー必見!3つの種類のコインロッカーを徹底解説
コインロッカービジネスをはじめるなら、種類についても知っておく必要があります。昔ながらの鍵式タイプやダイヤル式タイプから最新のICカードタイプまで幅広い種類があるからです。
所有している土地にコインロッカーを設置するなら、メインの利用者層に合ったタイプを選ぶようにすると利用率がアップするでしょう。
この記事では、鍵式・ダイヤル式・ICカード式のコインロッカーの説明、選び方のポイント、最新サービスについて解説します。ぜひ、最後まで読んでコインロッカービジネスに活かしてください。
鍵式コインロッカーとは
鍵式コインロッカーは、最もポピュラーなタイプです。1つ鍵がかかっていて、利用時に硬貨を入れることで鍵を引き抜いて施錠します。
利用時間内であれば鍵を差し込んで回せば開けることができ、時間を超過していると追加料金を払わなければ開けられない仕組みです。
利用方法がシンプルで、利用料を取り損ねることも少ないのがメリットです。
また、コインロッカーの鍵にはいくつかの種類があります。一般的なのは、ドアの鍵にも使われているシリンダー錠です。リーズナブルに短時間で製作できるのがメリットですが、防犯的には万全とはいえない点を理解しておきましょう。
紛失した場合は丸ごと交換が必要になる内筒交換錠は、セキュリティが非常に高いのが特徴です。ただし、コストがかかってしまう点はデメリットといえます。
多くのロッカーに導入する際はコイン錠がよく使われます。コインを入れると解錠し、鍵を指すとコインが戻ってきます。コインを回収するか戻すかは選べ、導入時はコストがかかります。
ダイヤル式コインロッカーとは
ダイヤル式のコインロッカーは、取っ手部分にあるダイヤルの数字を合わせて施錠や解錠を行います。解錠の度に施錠番号が変わるタイプと、設定を変えなければ同じ番号が使える固定式が選べます。
数字を忘れてしまった場合は、マスターキーで解錠できるようになっているので安心です。
昨今では、荷物の引き渡しにも利用されているのがダイヤル式のコインロッカーです。注文した商品の配達の他、クリーニングを依頼する衣服の受け渡しに最適です。
ICカード式コインロッカーとは
ICカード式コインロッカーは、駅にあるコインロッカーを中心に増えはじめています。使う際は、SuicaやPASMOなどの交通系ICカードが鍵になり、荷物を預けることができます。現金でも利用可能なので、利用者を選びません。
利用時は、まずタッチパネルを使って空き状況を確認してから、荷物を入れて扉を閉めるとロックがかかります。
Suicaをタッチすることでレシートを受け取ることができます。解錠する際は、施錠時に利用したICカードのみ有効です。別のICカードでは認識されないので気をつけるようにしましょう。
現金払いの場合は、レシートに記載されている暗証番号を使って解錠します。ですから、利用する際はレシートを紛失することがないよう注意が必要です。
ロッカーの種類選びのポイント
所有している土地に合ったコインロッカーの種類を選ぶには、いくつかのポイントがあります。
まず、用途に合ったサイズを選ぶことが必要です。目安としては、標準サイズが高さ20~40cm×幅34cm×奥行き57cmです。
幅は同じでサイズによって高さが異なるので、スーツケースなど大きなものを入れる場所なのか、手荷物や買い物途中で購入したものを一時保管するような場所なのかなど、使用するシーンを想定してサイズを決めるようにしてください。
昨今では、ロッカーの材質もいろいろなタイプがあります。景観や耐久性などを考慮して選択しましょう。
低コストで耐久性も期待できるのがスチール製のコインロッカーです。鋼板を使って作られます。湿気が多い場所では、錆びないプラスチック製が適しています。カラーバリエーションが豊富なのも魅力です。
屋内に設置する場合で、高級感を求めるなら木製がいいでしょう。スチールと木製を合わせたものなどバラエティ豊かな種類があるので、イメージに合ったものを探してみてください。
鍵の種類を考慮することも大切です。利用しやすいコインロッカーならトラブルも起こりにくく、管理がしやすいからです。
厳重な防犯対策が必要なのか、年配の人が多く利用するのかなど、設置する場所の特徴を考慮して鍵の種類を選びましょう。
知っておきたい!コインロッカーの最新サービス
コインロッカーを利用した、新しいサービスの展開がはじまっています。ビジネスの新たな可能性が広がり収益の拡大につながる可能性もあるので、理解しておくようにしましょう。
株式会社JR東日本クロスステーションリテールカンパニーは、東京駅でコインロッカーのサブスクリプションサービスである「駅Myロッカー」をはじめました。
このサービスでは、事前に料金を払っておくことで期間内は何度も仕入れ自由になります。利用期間は30~180日間が選択できます。料金はSサイズ30日間4,000円~です。
また、東京駅や秋葉原駅では、「24時間毎課金制ロッカー」のサービスの展開も開始しています。これは、24時間は基本料金で利用でき、これを過ぎると追加料金がかかる仕組みです。
東京駅や新宿駅、品川駅には短時間の利用ならお得な「時間制ロッカー」が設置されました。SSサイズは3時間までの利用であれば100円で預けられます。
株式会社SPACERによる「SPACER」は、スマートフォンでコインロッカーの利用が簡潔できるサービスです。最大48時間前から予約が可能で、決済から鍵の受け渡しまですべてスマートフォンのアプリでできるのが特徴です。
近くにあるロッカーの空き状況を探すのも、アプリでできます。さらに、同社ではQRコードを利用してコインロッカーの中の商品を購入できる無人販売も展開しています。
スマートフォンでQRコードを読み取ってサイトにアクセスし、商品を購入したらコインロッカーを解錠するためのURLを受け取るという仕組みです。
このように、コインロッカーはこれまでのように単純に荷物を預かるだけでなく、ニーズに合わせたさまざまなサービスが展開されているのです。
ここまでの記事でコインロッカーの種類に関する解説を行ってきました。コインロッカーにも種類がいろいろあることがわかりましたね。
所有している土地を利用してコインロッカービジネスを新しくスタートするなら、種類についても詳しく理解しておきましょう。
コインロッカービジネスで最大限の収益をあげるためには、専門知識が豊富なプロに相談することをおすすめします。当社ではコインロッカーの設置による土地活用に関わってきた実績がありますので、適切なアドバイスを提供することが可能です。
初めてコインロッカービジネスをはじめる際は多くの疑問があり、不安に感じるでしょう。そんなときは、ぜひ当社にご相談ください。
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