コインロッカーの経営を成功させる方法を徹底解説!
コインロッカーの経営は、時代の流れに影響されることなくいつの時代もニーズがある安定したビジネスです。ですから、土地活用に選ぶ人も多いでしょう。
この記事では、これからコインロッカーの経営を検討している人のために、メリット・デメリット、仕組、ビジネスモデル、向いている場所・向いていない場所、成功のコツについて解説します。
ぜひ最後まで読んで、所有している土地の活用方法の1つとしてコインロッカー経営を検討する際のヒントにしてください。
コインロッカー経営のメリット・デメリット
メリットの1つは、リスクが少ないことです。一般的な不動産投資と比べて、かなり安い初期投資ではじめることができ、稼働率が低い場合は移動や撤退などが手軽にできることです。リスクをできるだけ低くして、一定額の収益を得たい人に最適です。
また、運用をはじめてからの維持費もほとんどかからない点も魅力です。1度設置すれば10年は使用可能なので、破損などのトラブルがなければランニングコストが必要ありません。
管理についても、基本的には管理会社に委託できるため、自分で清掃を行ったり見回りにいったりという手間もかかりません。その上、立地がコインロッカー経営に合っていれば、月によって大きなブレが生じることなく、一定額の収入が見込めるのも利点です。
しかしながら、デメリットもあります。ニーズのないところに設置してしまうと、まったく稼働せず収入がゼロの場合もあり得る点です。どの土地活用にもいえることですが、入念なリサーチを行いニーズが見込めると判断した場合にはじめることが必須です。
さらに、管理を委託した場合は毎月売り上げの一部を支払う必要がある点もデメリットです。
以上のような、コインロッカー経営のメリットとデメリットの両側面を理解しておきましょう。
コインロッカー経営のビジネスモデル
コインロッカーの経営には、大きく分けて2つのビジネスモデルがあります。リース式とビジネス式(フランチャイズ)です。
リース式は、土地をコインロッカーの設置会社に提供することで売り上げの一部を収益として得る方法です。本体、設置費用といった初期投資を支払う必要がなく、運営をはじめてからもメンテナンスや管理費も設置会社の負担になります。
ただし、電動式のコインロッカーの場合は月々の電気代は土地所有者の負担なります。
ビジネス式は、平均数百万円の初期投資を負担します。こちらは、土地を所有していない人がコインロッカー経営を始める場合に選択する方法です。
経営者は、土地所有者とフランチャイズの会社と契約をすることでビジネスをスタートさせることができ、毎月売り上げの一定額を両者に支払います。
コインロッカー経営に向いている場所
コインロッカー経営には、立地条件が非常に大切です。誰でも利用するわけではなく、重い荷物から解放されたいというニーズのある人がターゲットになるからです。
最もニーズが高いのは、駅周辺のエリアです。旅行客だけでなく、普段のショッピングなどでも一旦手持ちの荷物を減らしてから次の買い物をしたい人に利用されます。
営業マンが、取引先に行く前に荷物を軽くするために利用する場合もあります。多くの人が行き交う駅は、さまざまな需要が期待できます。
また、繁華街や観光地の近くも需要が高いでしょう。人が集まる場所では、深夜でも利用できるコインロッカーが役立ちます。
観光地においては、次の日の移動を考えて長時間荷物を預けたいといった需要もあります。団体客であれば、一度にたくさんの人に使ってもらえます。著名な観光地が近くにある土地であれば、大きめのボックスのコインロッカーが向いているでしょう。
このように、コインロッカー経営では決まった人が頻繁に訪れる場所よりも、不特定多数の人が利用する場所の周辺が向いているといえます。
コインロッカー経営に向いていない場所
住宅街や人通りの少ない土地は、コインロッカー経営に不向きです。家がすぐ近くにある場所で、荷物を預ける人は少ないでしょう。
また、車の通りは多くても歩行者があまり多くないような道路沿いの土地もコインロッカー経営には適していません。駐車場経営を行うほど広くない狭小地だからといって、無理にコインロッカー経営をはじめても、需要がなければビジネスとして成り立ちません。
狭小地でもはじめられる土地活用はいろいろありますので、立地の利点を活かした他の方法を検討してみましょう。
コインロッカー経営を成功させるコツ
うまく軌道に乗せて一定の収入が得られるようにするためには、いくつかのコツを抑えてコインロッカー経営をはじめることが大切です。
例えば、うまくいかなかったときのことを想定してはじめることです。最初から失敗するリスクを考えるのはネガティブ思考ですが、コインロッカーは転用しやすい土地活用なので、しばらく続けてみて収益が上がらない場合は、早めに見切りをつけて切り替える決断が有効です。
次の土地活用の計画があれば、長引かせることなく切り替えがしやすくなるでしょう。
また、所有している土地周辺で大規模な都市開発が行われる計画がないかを確認しておくことも大切です。開発がはじまると、人の流れは大きく変わります。
ですから、はじめはうまくいっていたとしても、突然利用者が激減してしまうことにもなりかねません。長い目で見て問題がない場所であるかの確認を、怠らないようにしましょう。
さらに、利用料をいくらにするかによっても成否が分かれます。一般的には300円前後ですが、場所によって変わります。高額過ぎる設定は、立地が良くても利用につながらないこともあるでしょう。しかしながら、低価格に設定してしまうと収益が低くなります。よく検討して、立地に合った適切な料金設定をしてください。
このように、手軽に低リスクではじめられるコインロッカー経営ですが、ポイントを抑えずにスタートしてしまうと、思わぬ失敗に陥ることがあります。
初めての土地活用では、自分で判断するのが難しいこともあるでしょう。ですから、経験豊かなプロの意見やアドバイスにより、最適な方法で土地を活かすのが得策です。
当社では、これまでさまざまな土地活用に携わってきており、コインロッカー経営についても多くの事例があります。初めてで不安な土地所有者の方のために、コインロッカー経営に向いている土地かどうかについての適切なアドバイスをさせていただきますので、ぜひ一度お気軽にご相談ください。
狭小地での土地有効活用