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設置場所が検索できるアプリなど自動販売機の最新事情を徹底解説!

設置場所が検索できるアプリなど自動販売機の最新事情を徹底解説!

所有している土地に自動販売機を設置したいと考えているなら、昨今の自動販売機について理解を深めておく必要があります。というのも、ボタンを押すと飲み物が買える自動販売機が、さらに新しい展開をはじめているからです。

この記事では、各大手飲料メーカーによる自動販売機の設置場所がわかるアプリの紹介やその他のアプリ、アプリを利用した販売促進、自動販売機の進化系について解説していきます。

ぜひ最後まで読んで、自動販売機ビジネスにお役立てください。

自動販売機の設置場所が検索できる各種アプリ

昨今では、自動販売機の利用促進の1つとして、大手飲料メーカーはアプリを導入しています。多くの人が日常で利用でき、顧客を増やすのに有効な方法だからです。

また、メーカー以外からも近くの自動販売機が検索できるアプリが開発され、利用することができます。

この項目では、飲料メーカー及びメーカー以外による自動販売機の設置場所が検索できるアプリを2つずつ紹介していきます。

「Coke ON」(日本コカ・コーラ株式会社)

「Coke ON」は飲料メーカー最大手の日本コカ・コーラ株式会社が展開しているアプリで、ダウンロード数は3,200万を超えています。

自動販売機を探す際は、アプリ内の「自販機検索」で探せます。自動販売機に“Coke on”の表記がある自販機が近くにあれば、アプリを利用できます。

アプリが利用できれば、ポイントが貯められます。ポイントを貯める際は、以下のような操作が必要です。

スマートフォンのBluetoothと位置情報サービスの設定をオンにして、アプリを起動します。スマートフォンを自動販売機の点滅しているバーに近づけます。そうすると、スマートフォンと自動販売機が連動するという流れです。

この状態で、ドリンクを買うことでスタンプが1つ押されてポイントが貯まります。スタンプが15個貯まると1本無料で購入できます。

さらに、電子マネーを登録しておけば、接続しなくてもドリンクを購入しただけで自動的にスタンプが付与されるので便利です。

さまざまなキャンペーンも展開されています。例えば、次のような内容です。

・誕生日から1週間は毎日スタンプが2倍

・月曜日の朝(5:00~11:59)はスタンプが2倍」

・目標の歩数を1週間で達成するとスタンプ1つプレゼント(Coke ONウォーク)

また、ドリンクチケットもあります。スタンプを15個貯める、キャンペーンに参加する、友だちにもらうといった方法で手に入るチケットです。

アプリユーザーは、「Coke ON Pass」というサブスクリプションサービスも利用できます。毎日ドリンクを購入するなら、かなりお得なサービスで、2,700円のプランと1,980円のプランがあります。

このように、Coke oNは幅広いサービスとお得感により、利用者の拡大や購買頻度の増加に役立てられています。

「Smile STAND」(ダイドードリンコ株式会社)

ダイドードリンコ株式会社によるアプリ「Smile STAND」は、近くのダイドーの自動販売機を検索できる機能の利用以外に、お得なサービスが受けられます

まず、ポイントが貯められるサービスです。利用する際は、Bluetoothの設定をオンにしてアプリを立ち上げ、「Smile STAND」に対応している自動販売機で購入します。

1週間の目標歩数を達成するともらえるウォーキングボーナスでもポイントが得られます。ポイントは、商品購入金額と同額のポイントが付与されます。

貯まったポイントは、PayPayやLINEPOINT、amazonギフト券、楽天ポイント、ナナコポイント、プチギフトなどと交換できるのも魅力です。

1本ごとに1つスタンプももらえて、5つ貯まるとスクラッチに挑戦できます。当たれば最大500ポイントがもらえます。「Smile STAND」は、購入するほどにお得なアプリです。

「自販機Map」

自動販売機の位置を確認できるアプリです。また、長押しすれば、地図上にピンを立てて自分で自動販売機の位置を登録することもできます。

さらに、ピンにメモを残すことも可能です。既にない自動販売機は削除もできます。ですから、自動販売機ビジネスをはじめたら自分で登録してPRすることも可能なのです。

「格安ジュース自動販売機 情報共有MAPさん」

通常の価格ではなく、安く売られている自動販売機のみ位置を調べられるアプリです。検索の際は、飲料メーカーや価格帯を絞って探すこともできる便利な機能もあります。

自分で商品を仕入れて安く販売するセミオペレーションタイプの自動販売機ビジネスを検討している場合、こちらのアプリに登録をして売り上げアップにつなげましょう。

設置場所検索アプリだけじゃない!自動販売機ビジネスをはじめるメリット

所有している土地に自動販売機を設置することには、設置場所が検索できるアプリの利用以外にもいろいろな利点があります。

この項目では、メリットを2つ挙げて事例と共に解説します。

最新技術を駆使することで売り上げアップが期待できる

飲料メーカーでは、アプリを利用して自動販売機にAIを搭載することによって効率的に売り上げをアップするなど、さまざまな施策を展開しています。

例えば、JR東日本ウォータービジネスによる「acure pass」です。イノベーション自販機とも呼ばれ、設置場所を検索できるだけでなく、アプリをダウンロードするだけでドリンクがもらえるキャンペーンなどを行って、利用者を増やしています。

「acure pass」は、POSデータを活用して最適な商品ラインナップをオペレーターに提案するAIシステムを搭載しています。AIには、気象データや過去の売り上げデータがインプットされており、これによって商品補充の指示を導き出すのです。

また、アサヒ飲料株式会社による「TenTen」は、集客アップのためのポイントシステムやスマートフォン決済機能に加えて、IoTプラットフォームサービスを展開しています。

これは、自動販売機とアプリが連携することで、クラウドにデータが蓄積されるシステムです。集積されたデータを元に、AIが訪問計画や最適ルートを指示し補充を行います。

従来の自動販売機に専用のデバイスを設置するだけで受けられるサービスで、ユーザーの動向をリアルタイムで分析することが可能です。

こうした技術力は、今後もさらに向上していくことが予想されます。さまざまな機能が自動販売機に搭載され、効率の良い販売ができるようになるでしょう。

飲料メーカーのコラボキャンペーンに乗じて売り上げが伸ばせる

また、メーカーと契約して自動販売機ビジネスをはじめた場合、販促費を使わず売り上げアップが見込めます。

例として、「ITOEN×Pokemon」のキャンペーンを紹介します。これは、伊藤園が所有している災害対応自販機などの社会貢献につながる自動販売機の一部が、「ポケモン GO」のポケストップやジムとしてゲームに登場するというものです。長く愛されているアプリゲームの人気により、売り上げを伸ばせる可能性があります。

また、キリンホールディングス株式会社は、LINEとのコラボレーションによるキャンペーンを展開しています。

このキャンペーンは、対象のキリンの自動販売機でLINEを起動したらスマートフォンをかざして接続し、現金や電子マネー、LINE Payなどで購入するとポイントがもらえるというものです。

15ポイント貯まったら1本無料でもらえます。LINEを使っていれば、手間なくポイントが貯まって購入もラクなので、販売促進につながるでしょう。

自分で販促をしなくてもメーカーが独自で売り上げアップの施策を行ってくれるのも自販機オーナーにとってのメリットといえるでしょう。

ここまで紹介してきたように、飲料メーカー各社は売り上げアップのために日々しのぎを削っています。ですから、所有している土地に自動販売機を設置することで、各社による販売促進の恩恵を受けることができるでしょう。

しかしながら、初めて自動販売機ビジネスをはじめる場合、どのメーカーが適しているのか、どういう基準で選べば良いのか迷うものです。

そうした場合、経験豊富な専門会社に相談して、最も最適な自動販売機を選択するのも1つの手です

当社では、さまざまなお客様の土地への自動販売機設置に携わってきました。ですから、お客様が所有している土地に最適な自動販売機をご提案することが可能です。ぜひ一度お気軽にご相談ください。

狭小地での土地有効活用

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