狭小地で土地活用する前に知っておきたい評価や種類
突然親族から土地を相続したり、家を建てたが中途半端に土地が余ってしまったなどの場合に、狭い土地が手に入るケースもあるのではないでしょうか?
賃貸経営などに活用できる程度の広さがあれば選択肢は広がりますが、「マンションやアパートを建てるには広さが足りないのでは?」、「そもそも建築する初期費用がかかるし・・・」とお悩みの方も多いと思います。
今回は狭小地に関しての評価や種類について解説していきます。評価に関してはどのような点がポイントになるのか、狭い土地にはどのような種類があるのか詳しく解説いたします。
奥行きの長さや間口の広さが土地の評価に影響する
まず所有している土地の価値を知るためには、その土地の評価に影響するポイントについて知っておきたいところです。
土地を評価する場合、以下の項目などがチェックされます。
- 奥行きの長さ
- 間口の広さ
- がけの有無
- 不整形地
奥行きの長さ
奥行きの長さは長すぎても短すぎても評価が下がる可能性があります。
奥行きが8m以下の場合や、24m以上の場合は評価が下がりやすい傾向にあると考えてください。
間口の広さ
間口に関して、広さが狭いと土地の評価が下がりやすい傾向にあります。
理由としては、土地活用において間口が狭いと様々な設備が設置しにくかったり、使い勝手が悪いなどとなります。
がけの有無
土地の上や下に2mを超える崖があると、建築可能な敷地面積が崖地条例で制限されるため、評価が下がってしまいます。
大雨のような災害にあった際に二次災害に発生するリスクもあるため土地を活用することが難しくなってしまうためです。
不整形地
不整形地は整形地に比べて評価は下がりやすいです。
三角形や台形で地面の高低差が多いケースなども、評価額が下がる傾向にあります。
狭い土地の種類から特徴を知る
狭い土地は形状によってどのような土地活用できるかが変わります。
狭い土地の形は大きく分けて以下に分けられます。
- 正方形
- 長方形
- 三角形
- 旗竿地
正方形は活用しやすい土地
正方形の狭い土地は、他の形状の土地と比べて同様の広さであっても狭く感じやすい土地であると感じる方も多いと思いますが、正方形型の狭い土地は、活用がしやすいともいわれています。
理由としては、どのような活用をするにしてもきれいにスペースを確保しやすい点が大きいです。
長方形は正方形よりも広く感じるが注意点も
長方形の土地は、片方の辺が長いことから広く感じやすく、建物や駐車場などの土地活用に向いている形であるといわれています。
間口が広い土地であれば、車線を引き、駐車場やコインパーキングとして土地活用しやすいです。ただしあまりにも間口が狭い土地の場合には注意が必要となります。
三角形は角があるため活用しにくい
三角形の土地は不整形地の代表と考えられます。
基本的に土地活用は四角形でスペースを確保することが多いため、三角形の狭い土地は角を活用しにくいことがデメリットとなります。
旗竿地は日当たりが悪くなることも
旗竿地とはその形状から狭い通路のような土地(竿の部分)から始まり、奥にいくとメインになる土地(旗の部分)があるような土地を指します。
竿の部分の周囲に別の建物が建っている場合は日当たりも悪く、道路から土地が見えづらくなるケースもあると考えられます。
また接道(公道に面している部分)が2メートル以上ないと原則建物が建てられない等の制限もあるため活用には工夫が必要です。
一坪活用ナビでは、狭小地についての評価から有効な土地活用をご提案することが可能です。
狭小地を所有している土地オーナー様は一度ご相談ください。
狭小地での土地有効活用