狭小スペースなら立ち食いそばがおすすめ!メリット・デメリット!
狭小スペースの使い道をお探しですか?
スペースが空いてても、あまりにも狭すぎると使い道がありません。
お店をやるならせめて20坪は欲しいところです。
そんな中、2坪程度あればできる店舗ビジネスがあります。
それは「立ち食いそば」です。
立ち食いそばは、一般的な店舗と違い、わずかなすき間スペースがあれば営業することができます。
では、一体なぜ立ち食いそばは狭小スペースにおすすめなのでしょうか。
今回は、狭小スペースなら立ち食いそばがおすすめ・メリット・デメリットについてわかりやすくご紹介します。
①立ち食いそばとはどんなものか?
立ち食いそばとは、立ち食いが基本のそば屋さんのことです。
立ち食いそばの発祥は一般的には駅構内といわれています。
ところが実際のところは、江戸時代です。
江戸の市中の屋台から始まったといわれています。
それほど立ち食いそばは、歴史がある料理です。
➁立ち食いそばの特徴
立ち食いそばには、次の11の特徴があります。
・基本的に立ち食いそばとは、狭いスペースを利用して、立食形式で行う店舗ビジネスのこと
・立ち食いそばは、ワンコイン(500円)以下で食べられる店舗が一般的
・立ち食いそばは、提供速度が速く、かけそばであれば最短約10秒ほどで提供される
・立ち食いそばは、初めて来店した客でもかけそば、きつねそば、天ぷらそばなど、メニューのイメージがおおよそ想像がつく
・立ち食いそばは、お客の回転率が高く、約10分以内に退店する
・立ち食いそばは、トッピングメニューの組み合わせが楽しみの1つである
・立ち食いそばは、街中や駅のホーム上や構内に多くある
・立ち食いそばは、不況に強くほとんど潰れることがなく、オーナーが廃業しない限りお客が途切れない
・立ち食いそばはラーメンに比べて、桁違いに長く続いているお店が多い
・立ち食いそばは、一度始めると常連さんがついてくれ、いつまでも通ってくれる
・立ち食いそばは、広いスペースよりも狭小地など、狭いスペースで知らないお客さん同士が肩寄せ合って食べることも、魅力の1つである
➂立ち食いそばのメリット
立ち食いそばには、次の3つのメリットがあります。
❶現在は機械化が進んでおり、最低1人でもできる
1つ目のメリットが「現在は機械化が進んでおり、最低1人でもできる」ことです。
昔の立ち食いそばは、ほぼ全て手作業のみでした。
そのため、小さい立ち食いそば店であってもスタッフは複数人必要でした。
ところが現在は、そばゆでロボットが導入され、一般的なお店であってもスタッフは1人でできます。
そばを作る時間は、1食あたり約70秒で作ることができます。
またそばゆでロボットの1カ月あたりのレンタル料は11万円なので、人を雇うよりも安く済みます。
❷回転が早く、1日に数百人の来客が見込める
2つ目のメリットが「回転が早く、1日に数百人の来客が見込める」ことです。
立ち食いそばは、とにかく回転が早く、注文から約10分以内にはお客さんは退店します。
そのため、高い来客数を見込めます。
有名な例では、1979年、今から約40年前にオープンした「やしま西葛西店」は、約7坪のお店で、1日に約700人も来店するという凄まじい来店数のお店です。
❸狭小スペースでできる
3つ目のメリットが「狭小スペースでできる」ことです。
立ち食いそばは、最低厨房と食事用のカウンタースペースがあれば営業できます。
そのため、厨房と食事用のカウンタースペース込みで約2坪程度あれば営業できます。
また小さい店ほど息が長く、オーナーが廃業しない限り続いています。
東京中野の「田舎そば かさい」は、厨房と食事用のカウンタースペースしかなく、しかもカウンターはお店の軒下で、店外にあります。
それでも約40年続く人気店です。
④立ち食いそばのデメリット
立ち食いそばには、次の3つのデメリットがあります。
❶提供速度が遅いとダメ
1つ目のデメリットが「提供速度が遅いとダメ」なことです。
立ち食いそばは、提供速度が速ければ速いほどお客さんから喜ばれます。
逆に遅い店は、それだけでNGです。
立ち食いそばにとって、提供速度は「命」です。
絶対に、スピーディに提供しましょう。
❷家族連れが来るお店ではない
2つ目のデメリットが「家族連れが来るお店ではない」ことです。
立ち食いそばのユーザーは、次のキーワードが当てはまる人たちです。
「1人・仕事の合間・時間がない・ワンコイン程度で済ませたい・立食でもよい」などです。
そのため立ち食いそばは、家族連れやまとまったグループでの来店はほとんどありません。
❸単純作業の繰り返し
3つ目のデメリットが「単純作業の繰り返し」です。
基本的に立ち食いそばのオペレーションは単純作業です。
「茹でる・スープを入れる・トッピングを盛り付ける・お客に出す」
を繰り返すだけです。
そのため単純作業が向かない人にはおすすめできません。
まとめ
今回は、狭小スペースなら立ち食いそばがおすすめ・メリット・デメリットについてご紹介しました。
今回のポイントをまとめると次の通りです。
①立ち食いそばとは、立ち食いが基本のそば屋さんのこと
➁立ち食いそばの特徴は、広いスペースよりも狭小地など、狭いスペースで知らないお客さん同士が肩寄せ合って食べることも、魅力の1つである
➂立ち食いそばのメリットは、回転が早く、1日に数百人の来客が見込めること
④立ち食いそばのデメリットは、提供速度が遅いとダメなこと
狭小地での土地有効活用