買取専門店ビジネスとは?特徴・扱う商品・メリット・デメリット!
買取専門店ビジネスとはどんなものかご存知でしょうか?
最近、新規ビジネスの中で「買取専門店」が話題です。
これまで買取といえば「リサイクルショップ」「リユースショップ」などが一般的でした。
買取専門店ビジネスは、これらと違い「小スペースで最低2坪からできる」という新しいメリットがあります。
結果、オーナー1人でも経営が可能です。
では、買取専門店ビジネスとは一体どんなものでしょうか。
今回は、買取専門店ビジネスとは・特徴・扱う商品・メリット・デメリットについてわかりやすくご紹介します。
①買取専門店ビジネスとは何か?
買取専門店ビジネスとは基本的に次のようなビジネスです。
❶一般の人が持っている商品を彼らが納得する金額で買取る
❷その後、買取った商品を売却先に買取価格よりも高値で売る
❸買取価格と売却価格の差額がオーナーの「利益」になる
❶〜❸の流れが多くなるほど、オーナーの利益が大きくなります。
一般的に、買取専門店ビジネスの「粗利は30%以上」といわれています。
➁買取専門店ビジネスの特徴
買取専門店ビジネスには、次の5つの特徴があります。
・買取専門店ビジネスとは、一般の人が持っている商品を買取るビジネス
・買取専門店ビジネスが扱う商品は主に「高級ブランド品」や「貴金属」など
・買取専門店ビジネスの仕事内容は主に商品の鑑定
・買取専門店ビジネスは「鑑定力」と「販売力」があれば個人経営も可能
・買取専門店ビジネスは、初心者はフランチャイズを利用することで成功しやすい
➂買取専門店が扱う商品とは?
買取専門店が扱う商品は、主に「高級ブランド品」や「貴金属」などです。
買取専門店が、高級ブランド品や貴金属を扱う理由は次の通りです。
❶高級ブランド品を扱う理由
高級ブランド品を扱う理由は3つあります。
こちらでは高級ブランド「ルイヴィトン」をモデルに説明します。
1⃣ステータスを手に入れることができる
ルイヴィトンは、例え中古や型落ちであっても、持っているだけでユーザーは「ステータス(社会的地位)」を手に入れることができます。
2⃣プレミアムになる
ルイヴィトンは、昔に発売されたもので、数が減ってくると希少性が高まり、価値が上がりプレミアムになります。
大事にされていると、買取専門店に売ると高値で売れます。
3⃣徹底的に値崩れを防止をしている
ルイヴィトンは例え売れなくても、絶対に在庫一掃セールやアウトレットをやりません。
理由はいかなる理由があっても、新品を一度でも安値で売るとその後値崩れを起こすからです。
中古市場も状態が良く、高額商品しか売れません。
これらの理由から高級ブランドは、買取専門店ビジネスが成り立ちます。
❷貴金属を扱う理由
貴金属を扱う理由は3つあります。
こちらでは「金(ゴールド)」をモデルに説明します。
1⃣価格は50年前の約9倍
現在、金の価格は50年前の約9倍です。
金の価格は、バブル期の前後は急激に上がったり、下がったりしました。
基本的には常に右肩上がりです。
〇過去50年間の金の価格の推移(円/グラム)
1970年 | 1980年 | 1990年 | 2000年 | 2010年 | 2020年 |
690円 | 4,499円 | 1,826円 | 1,014円 | 3,477円 | 6,122円 |
資料元:田中貴金属
2⃣絶対量が決まっている
金は、絶対量が決まっており、希少価値がある資産です。
金は無限に産出される地下資源ではありません。
これまでの産出量の総量は約18万トンです。
合計でもオリンピック公式競技用プールの約3.8杯分の量しかありません。
3⃣資産価値としての信用度がダントツに高い
金は、資産価値としての信用度がダントツに高い資産です。
そのため現在でも、多くの資産家にもしもの時の「金」という「信用信仰」があります。
これらの理由から金は、買取専門店ビジネスが成り立ちます。
④買取専門店ビジネスのメリット
買取専門店ビジネスには、次の3つのメリットがあります。
❶小スペースでできる
1つ目のメリットが「小スペースでできる」ことです。
買取専門店は最低2坪程度からできます。
まさかと思うかもしれませんが2坪あれば十分です。
必要なものは、鑑定用のカウンター、お客様用のイス、パソコン、買取品一時置き用の棚、手洗い用のシンク、トイレがあれば営業できます。
そのため不活用地、遊休地、狭小地を使って営業ができます。
❷スタッフは1人いれば営業できる
2つ目のメリットが「スタッフは1人いれば営業できる」ことです。
買取専門店のスタッフは、最低1人いれば十分営業できます。
オーナー様1人でもOKです。
その後、利用者数が増え、利益が上がるにつれてスタッフを増やせば良いです。
❸即日換金できる
3つ目のメリットが「即日換金できる」ことです。
買取専門店は、フランチャイズに加盟すれば、即日換金できます。
よって買取った商品が在庫になってダブつくことがなく、資金不足になることがありません。
即現金が入金されます。
⑤買取専門店ビジネスのデメリット
買取専門店ビジネスには、次の3つのデメリットがあります。
❶開業資金・ランニングコストがかかる
1つ目のデメリットが「開業資金・ランニングコストがかかる」ことです。
買取専門店ビジネスを始める時には、開業資金・ランニングコストがかかります。
そのため貯蓄が貯まってからか、金融機関から融資が決まってから開始することになります。
❷商品知識と鑑定力が必要
2つ目のデメリットが「商品知識と鑑定力が必要」なことです。
買取専門店ビジネスの実務的スキルとして、商品知識と鑑定力の2つが必要です。
この2つのスキルがないと、お客様から商品を買取ることができません。
ただし、フランチャイズになると全商品に関する専門の査定チームが対応してくれるので、初心者でも対応することができます。
❸集客力と接客力が必要
3つ目のデメリットが「集客力と接客力が必要」なことです。
買取専門店も究極のところ、お客様が集まってなんぼの商売です。
高額商品を持ち込むお客様を呼び込む能力が必要になります。
また接客業でもあるので、接客が上手く、お客様が高額商品を売りたくなるように導くテクニックも必要になります。
まとめ
今回は、買取専門店ビジネスとは・特徴・扱う商品・メリット・デメリットについてご紹介しました。
今回のポイントをまとめると次の通りです。
①買取専門店ビジネスとは、一般の人が持っている商品を買取、売却先に売り、差額がオーナーの利益になるビジネス
➁買取専門店ビジネスの特徴は、初心者であればフランチャイズを利用することで成功しやすいビジネスである
➂買取専門店が扱う商品は、主に「高級ブランド品」や「貴金属」などである
④買取専門店ビジネスのメリットは、小スペースでできることである
⑤買取専門店ビジネスのデメリットは、商品知識と鑑定力が必要なことである
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