看板広告設置が始めやすい理由と注意点とは!看板の基礎知識から設置に向いている土地まで解説!
「所有している土地に看板広告を設置すると儲かるの?」
「看板を設置したことによるリスクはある?」
このように、看板広告に興味はあるけれど、詳しくわからず躊躇していませんか?
看板広告は、設置しやすい土地活用の1つです。ただし、知っておきたいデメリットも考えられます。この記事では看板の種類から向いている土地まで、知っておきたい看板広告の知識について紹介していきます。
ぜひ最後まで読んで、理解を深めてください。
看板広告の種類はたくさんの種類がある
看板広告には、さまざまな種類があります。用途や設置する場所によって種類が異なるからです。この項目では、看板の種類について紹介していきます。
まず、土地活用に向いている看板として野立て看板があります。これは、道端や田畑などに設置する看板のことです。効果としては、店舗や駐車場への誘導、ブランディング、商圏拡大などが考えられます。ターゲットは、主に歩行者やドライバーになります。
ビルの屋上に設置されているのは、屋上看板です。高い接触率が見込めるので、企業のブランディングに利用されることが多い看板になります。ビルや各種建物の壁に設置されているのは、壁面看板です。看板のサイズが大きいので注目を集めやすい広告になります。
屋上や壁に設置されている看板で、突き出したかたちで設置されているのが突き出し看板(袖看板)です。突き出しているので、目に入りやすい看板といえます。電柱に巻き付けたり突き出していたりする看板として、電柱広告があります。ターゲットは近くに住んでいる住民で、ローカル企業や店舗への誘導などに多く使われています。
駅の構内や線路沿いなどの看板は駅看板といいます。駅を利用する多くの人に確実にアピールできる看板です。店頭などに立てて設置されている看板を、スタンド看板(立て看板)といいます。昨今では、さまざまな種類が登場して、店舗のイメージや情報を提供する役割を果たしています。
以上が、主な看板の種類になります。それぞれの特徴を理解して、看板広告の設置を検討する際の参考にしてください。
看板広告がはじめやすい理由とリスクとは
土地活用で、看板広告の設置ははじめやすい方法といえます。その理由の1つは、初期費用が少ないことがあります。看板の製作料や設置料といった必要な費用は広告主が負担することが多いからです。準備期間も短く、設置してからは土地の賃貸料として安定した収入が見込めます。
また、看板広告は設置後に別のビジネスに切り替えることも可能です。看板を撤去するだけで大掛かりな工事が必要ないので、気軽に転用が可能なこともはじめやすい理由です。土地の形状も選びません。いびつな形や狭小地でも、看板の設置さえできれば問題ありません。
そして、設置後の管理やメンテナンスなども広告主が行ってくれることが多いので、ラクに運営することができるのも魅力です。
しかしながら、いくつかのリスクもあります。例えば、看板広告からの収入はあまり多くないことです。小さい看板の場合、年間で1~5万円くらいにとどまることもあります。放置しておくよりは、多少の収入でもいいという割り切りが必要になるでしょう。
また、看板設置に関わる法律の理解が必要になることもあります。看板は、道路交通法、建築基準法や屋外広告物法、景観法、自治体の条例など、各種の法律が関わってきます。看板が公道に出ていないか、看板の大きさは基準を超えていないかなど、事前に確認しておくようにしましょう。
看板は、落下したり吹き飛んだりするリスクがあります。これによって被害が出た場合、賠償責任に問われてしまうことも考えられるのです。保険に加入しておくなど、リスクを考慮した対策を立てておきましょう。
看板広告に向いている土地の4つの特徴
看板広告は、どんな土地でも設置すれば効果が見込めるわけではありません。看板広告を設置する価値がある土地でなければ、需要が期待できないでしょう。この項目では、看板広告に適した土地の特徴について解説します。参考にして、所有している土地が看板広告の設置に向いているか検討してみましょう。
1.狭小地である
建物を建てるには狭すぎる土地は、逆に看板広告の設置に向いています。看板は、大きいと規制が厳しくなるため、狭い土地にはニーズがあるのです。
野立て看板は、需要のある場所であれば狭小地ほど求められる可能性が高くなります。看板は、一度設置したら長期間の設置が一般的なので、安定した収入が期待できるでしょう。
2.人口が多い
たくさんの人が行き交う都市部の土地は、看板広告の設置に最適です。効果が狙えるターゲットの母数が多いからです。交通機関が発達しているため、徒歩で行動する人が多いことも理由の1つといえるでしょう。
にぎやかな場所で通行人が多い場所にある土地であれば、通行人向けや地域の住民向けの看板の需要が高いといえます。
3.人が集まるスポットが近くにある
都市部ではなくても、メディアで多く取り上げられるようなスポットが近くにあれば、看板に向いている土地として評価されます
テレビや雑誌、SNSなどで登場するようなスポットが近くにあれば、看板を設置したい土地として需要があります。
4.看板広告を設置するまでの流れ
看板広告を設置するための知識として、流れも理解しておきましょう。代理店に依頼をした場合は、まず立地調査をしてから設置場所や看板サイズ、デザインの確定、看板の製作、取り付けという流れで進めていきます。
代理店を通さずに自分で設置する場合は、複雑な屋外広告物許可申請を行う必要があります。専門の代理業者に委託することも可能なので、煩わしいと感じる場合は依頼してみましょう。
まとめ
看板広告の設置は、初期費用がほとんどかからずローリスクではじめられる土地活用として有効です。看板にはさまざまな種類がありますが、一般的な土地活用には野立て広告が適しています。
ニーズがある土地であれば、初期費用をかけずに安定した収入を得ることができるでしょう。設置の際には複雑な申請が必要なので、専門業者に委託するのがおすすめです。
狭小地での土地有効活用