ご当地品は自販機で、売れることをご存じですか？

ご当地品とは、地域の特産品や名産品のことです。

ご当地品は、地元ではぼちぼち売れますが、全国区になると知名度が低いのでほとんど売れません。

また、大手スーパーでも扱ってくれません。

そんな中、ご当地品が売れるところがあります。

それは「ご当地自販機」です。

ご当地自販機であれば、地元だけでなく東京・大阪・名古屋などの大都市でも売ることができます。

また、場所代の高いところでなく、遊休地など空いた土地を利用することで安く置くことができます。

では、ご当地自販機ビジネスとは一体どんなものでしょうか。

今回は、ご当地自販機ビジネスとは・特徴・メリット・デメリットについてわかりやすくご紹介します。

①ご当地自販機ビジネスとは何か？

ご当地自販機ビジネスとは、ご当地品を自販機を使って売るビジネスのことです。

自販機の設置場所は、ご当地だけでなく、東京・大阪・名古屋などの大都市圏にも設置することで、ご当地品の商圏を広げることができます。

➁ご当地自販機ビジネスの特徴

ご当地自販機ビジネスには、次の5つの特徴があります。

❶ご当地自販機ビジネスは、専用の「ご当地自動販売機」を使って売る

❷ご当地自販機ビジネスをすれば、地元の人はもちろん他県の人にも売ることができる

❸ご当地自販機ビジネスをすれば、日本人のみならず、外国からの観光客にも売ることができる

❹ご当地自販機ビジネスのオペレーションは主に商品の補充・売れなかった商品の破棄・売上金の回収・釣銭の準備の4つ

❺ご当地自販機ビジネスは、自販機を空港・港湾・鉄道の駅・バスのターミナル・観光地・道の駅、商業施設などに設置すると売上があがる

➂ご当地自販機の特徴

ご当地自販機には、次の4つの特徴があります。

❶ご当地自販機には、保冷・冷蔵・保温などの温度調整機能がある

❷ご当地自販機では、食品・飲料・グッズ・缶詰など、あらゆるご当地商品を売ることができる

❸ご当地自販機は、外観をオリジナルデザイン・さまざまなラッピング加工ができる

❹ご当地自販機は、英語・中国語(簡体・繁体)・韓国語など、日本語を含めた4か国語表記が可能

④ご当地自販機ビジネスのメリット

ご当地自販機ビジネスには次の3つのメリットがあります。

❶24時間365日休まず営業してくれる

1つ目のメリットが「24時間365日休まず営業してくれる」ことです。

人であれば、通常1日8時間しか売ることができません。

ところが自販機なので、人の3倍である1日24時間売ってくれ、しかも1年365日休まず営業してくれます。

最高の店員です。

❷アンテナショップとして使える

2つ目のメリットが「アンテナショップとして使える」ことです。

アンテナショップとは、地方自治体が東京・大阪・名古屋などの大都市圏で、地域の特産品などを販売するために作ったお店のことです。

アンテナショップの目的は、特産品・名産品の販売促進、地元の宣伝、現在の土産物のトレンドを探ることです。

ご当地自販機は、大都市に設置してアンテナショップとして、大きな役割を果たしてくれます。

❸一般的な流通を通さずにご当地品を売れる

3つ目のメリットが「一般的な流通を通さずにご当地品を売れる」ことです。

ご当地品は価格が高かったり、認知度が低かったり、生産者・地方自治体が販促活動をしないことから、ほとんど知られていません。

そのため一般的な流通経路を通っていません。

ところがご当地自販機を使えば、一般的な流通を通さずにご当地品を全国どこでも売ることができます。

⑤ご当地自販機ビジネスのデメリット

ご当地自販機ビジネスには、次の3つのデメリットがあります。

❶ご当地品のブランディングをする必要がある

1つ目のデメリットは「ご当地品のブランディングをする必要がある」ことです。

一般的にご当地品は無名の商品が大半です。

そのためブランディングをする必要があります。

ブランディングとは、認知や価値を向上させブランド化することです。

ブランディングやストーリーを紐づけることで、初めてユーザーに欲しがられる商品になります。

❷賞味期限の短い商品は売りにくい

2つ目のデメリットが「賞味期限の短い商品は売りにくい」ことです。

自販機での販売は、基本ストック型ビジネスになります。

そのためすぐには売れません。

時間をかけてゆっくりと売れていくので、賞味期限の短い商品は売りにくいといえます。

❸場所代が高い土地に置くと利益がでにくい

3つ目のデメリットが「場所代が高い土地に置くと利益がでにくい」ことです。

ご当地自販機ビジネスは、回転率は高くありません。

空港や駅中に設置すると場所代が高くかかります。

純粋にビジネスとしてみると、利益がでにくいビジネスモデルです。

ただし、安く済ませる方法があります。

それは、遊休地などに設置することで、土地代を安く済ませることができます。

ご当地自販機ビジネスは、電気と最低自販機サイズの床面積の土地があればできます。

まとめ

今回は、ご当地自販機ビジネスとは・特徴・メリット・デメリットについてご紹介しました。

①ご当地自販機ビジネスとは、ご当地品を自販機を使って売るビジネスのこと

➁ご当地自販機ビジネスの特徴は、地元の人はもちろん他県の人にも売ることができること

➂ご当地自販機の特徴は、食品・飲料・グッズ・缶詰など、あらゆるご当地品を売ることができること

④ご当地自販機ビジネスのメリットは、一般的な流通を通さずにご当地品を売れること

⑤ご当地自販機ビジネスのデメリットは、場所代が高い土地に置くと利益がでにくいこと