駐車場経営用の保険とは？施設賠償責任保険・動産総合保険・機械保険

駐車場経営用の保険とはどんなものかご存じですか？

駐車場は、安全に車を停める場所です。

ところがちょっとしたことが原因でトラブルが起こることがあります。

例えば、場内で車が人にぶつかったり、ロック版などが不具合を起こして車にキズを付けたりなどです。

人や車にケガやキズを負わせ、弁償するとビックリするくらいにお金がかかります。

この弁償にかかったお金を補償するのが「駐車場経営用の保険」です。

では、駐車場経営用の保険とは一体どんなものでしょうか。

今回は、駐車場経営用の保険とは・施設賠償責任保険・動産総合保険・機械保険についてわかりやすくご紹介します。

〇駐車場経営用の保険とは何か？

駐車場経営用の保険とは、駐車場内でトラブルが起こった時に、トラブルにかかった費用を支払ってくれる保険のことです。

駐車場経営には、5つの保険があります。

それぞれカバーする範囲が異なり、あらゆる角度から駐車場経営を守ってくれます。

こちらでは、駐車場経営用の5つの保険についてそれぞれご紹介します。

項目	説明
❶施設賠償責任保険とは？	施設賠償責任保険とは、駐車場施設が原因で起こった損害を補償する保険のことです。詳しくいうと、駐車場設備が原因で、利用者・通行人・近隣住民・利用者の車などに危害や損害が出た場合に、駐車場経営者が賠償金を支払った後に、負担金を補償してくれる保険のことです。
❷保険の対象者とは？	保険の対象者は、利用者・通行人・近隣住民・利用者の車などです。
❸保険の対象になる駐車場の種類とは？	保険の対象になる駐車場は、全ての駐車場が対象になります。・月極駐車場・コインパーキング・建物の敷地内で運営する駐車場
❹保険の対象になる例とは？	保険の対象になる例は次のケースです。・駐車場のロック板が壊れて、利用者が転倒してケガを負わせてしまった。・駐車場の前を通っていた通行人に、フェンスが外れてケガを負わせてしまった。・隣の家の敷地に、駐車場の看板が落下してしまい、敷地を歩いていた隣人にケガを負わせてしまった。・駐車場のゲートバーが誤作動を起こしてしまい、出庫中の車に当たってしまいボンネットがへこんでしまった。

項目	説明
❶動産総合保険とは？	動産総合保険とは、駐車場機器の故障・盗難が原因で起こった損害を補償する保険のことです。
❷保険の対象とは？	保険の対象は、ロック版・ゲートバー・精算機、現金などの故障した駐車場機器と現金です。ただし、機器の劣化は対象外です。
❸対象の駐車場とは？	対象の駐車場は、駐車場機器が設置してある全ての駐車場です。
❹保険の対象になる例とは？	保険の対象になる例は次のケースです。・ロック版・ゲートバー・精算機が故障した場合です。・精算機が壊され、現金が奪われた場合です。

項目	説明
❶機械保険とは？	機械保険とは、駐車場機器の故障の修理にかかった費用を補償する保険のことです。
❷保険の対象とは？	保険の対象は、故障したロック版・ゲートバー・精算機などの全ての駐車場機器です。ただし、原因が経年劣化であったり、盗難された現金も対象外です。
❸対象の駐車場とは？	対象の駐車場は、駐車場機器が設置してある全ての駐車場です。
❹保険の対象になる例とは？	保険の対象になる例は次のケースです。・駐車場機械が不具合を起こし、人にケガを負わせたり、車をキズつけたりした場合です。

項目	説明
❶自動車管理者賠償責任保険とは？	自動車管理者賠償責任保険とは、駐車場で預かった車が、駐車場側スタッフのミスで、壊れたり、盗まれた場合に車のオーナーに支払った損害金を補償してくれる保険のことです。
❷保険の対象とは？	保険の対象は、駐車場で預かっている全ての自動車です。
❸対象の駐車場とは？	対象の駐車場は、有人管理の全ての駐車場です。
❹保険の対象になる例とは？	保険の対象になる例は次のケースです。・駐車中の車が盗まれた場合です。

項目	説明
❶火災保険とは？	火災保険とは、火災、台風、爆発が原因で、建物が破損・倒壊した場合に、損害にかかった費用を補償してくれる保険のことです。
❷保険の対象とは？	保険の対象は、駐車場機器以外の駐車場内の建物・構造物などです。
❸対象の駐車場とは？	対象の駐車場は、マンションなどの建物の敷地内で運営する全ての駐車場です。
❹保険の対象になる例とは？	保険の対象になる例は次のケースです。・台風で、敷地内の建物が崩壊した場合です。