経営者必見!コインパーキングの仕組みを大解剖 種類からロックレスや予約の仕組みを徹底解説!
「コインパーキングの詳しい仕組みが知りたい」
「コインパーキングの予約への対応はどうすればいいの?」
これからコインパーキングの経営を検討している人の中には、こんな疑問を抱えている人も多いでしょう。コインパーキングの課金の仕方には、さまざまな種類があります。停車した時間分の料金を支払う仕組みは同じですが、導入する機械が異なるからです。
この記事では、コインパーキングの種類からロックレスの仕組み、24時間最大料金の仕組み、予約の仕組みについて詳しく解説していきます。
コインパーキングを経営するなら知っておきたい基礎知識なので、ぜひ最後まで読んで理解を深めてください。
意外と知らない!コインパーキングの種類
コインパーキングは、大きく分けて3つの種類に分類できます。この記事では、導入する機械についての解説やメリットとデメリットについてそれぞれ紹介します。
これから経営を考えている駐車場の規模や立地の特徴を考えながら、違いについて理解しましょう。
フラップで車を止めるロック板タイプ
現状では、最もポピュラーなのがこのタイプです。車が停車するとロック板が上がり、精算を済ませると下がるシンプルな仕組みです。導入するのは、ロック板(フラップユニット)と精算機です。
精算してから一定時間を過ぎて出庫しないとロック板が再び上がってしまうことがあるので、目立つ場所に「清算後は速やかに出庫すること」と明記しておきましょう。無理やり出庫しようとして車が傷つき、補償問題になることを避けるためです。
ロック板タイプの利点は、未払いの利用者を防止できる点です。一方で、ロック板が故障することがあり、利用者に迷惑がかかってしまうことがあります。メンテナンスを定期的に行うようにして、トラブルを防ぎましょう。
最近では、車の下のフラップが上がるシステムだけでなく、下がっている時にフラットなものや車の前にロック板が上がるものもあります。
バーで入出庫を管理するゲート式タイプ
商業施設などの比較的大型の駐車場に使われているのが、ゲート式タイプです。ゲートの機械、バーキャッチャー、発券機、精算機の導入が必要です。利用の仕組みは、利用者が発券機から出てくる駐車券を抜き取るとバーが上がり、駐車することができるという流れになります。
出庫の際は駐車券を精算機に入れて表示された料金を支払うと、バーが上がり出庫できます。精算は、駐車券に印字された車のナンバーや入庫した時間を元に自動計算されます
大型の駐車場では、ロック式よりゲート式の方が初期投資を抑えられます。ただし、必ずゲートを通る必要があることで、渋滞を生む可能性がある点がデメリットといえるでしょう。
最近では、出庫精算の際に駐車券を挿入しなくてもバーが上がる駐車場もあります。これは、駐車場の入り口に設置されたカメラで車両ナンバーを撮影して、利用状況を把握しているからです。
ですから、店内の精算機で精算が完了します。これなら、精算がうまくできずに時間がかかってしまう利用者を減らすことができます。カメラで車両ナンバーが撮影されているため、未払いの抑止力になるのも利点の1つです。
チケットを購入する事前精算タイプ
導入する設備が精算機のみで、最も初期費用を安く抑えることができるのが事前精算タイプです。ロック板の機械を設置しないので、砂利敷でも運営が可能です。
仕組みとしては、利用する時間に応じたチケットを購入してダッシュボードに置いておくという利用の流れになります。巡回をしたり防犯カメラで確認したりといった方法で、利用状況を確認します。
ただし、万が一精算せずに駐車して未払いのまま出庫してしまったとしても抑制する術がないのが課題点として挙げられます。また、不正ではありませんが、利用時間が事前に把握できず予定より長く停車されてしまう場合もあるでしょう。
ロックレスのコインパーキングの仕組み
昨今では、ロックレスのコインパーキングも少しずつ増えてきています。フラップの故障トラブルが起きるリスクがないため、注目されているからです。メンテナンスの必要もありません。
導入する機械は、精算機と監視カメラやインターネットの周辺機器です。利用の仕方は、ロック板タイプと同様に、精算機を使って駐車した番号を選択して料金を支払う仕組みです。
車両の管理は、監視カメラで行います。車両ナンバーを撮影するので、未払いの抑制もできます。万が一ナンバーを隠して停車する利用者がいたとしても、異常を感知したセンサーが作動して管理会社がかけつける仕組みになっているので問題ありません。
ロックレスは、最もセキュリティがしっかりした仕組みだといえるでしょう。センサーが駐車場の枠の役割も果たしているので、迷惑な停め方をする利用者を防止することもできます。監視カメラで記録されているので、後から損害金を回収される場合もあるのです。
このように、利用者にとっても経営者にとってもメリットが多いロックレスのコインパーキングは、今後もさらに広まっていくでしょう。
コインパーキング24時間最大料金の仕組み
24時間最大料金の計算方法は、いくつかあります。看板に「24時間最大0000円」と表記するだけでは、精算する際にトラブルに発展することがあるので、わかりやすい表現をする必要があります。
まず、1つめの計算方法は通常料金が設定された0000円を超えたら、最大料金が適用される仕組みです。シンプルな計算方法なので、利用者が混乱することもなくお得感を感じてもらえるでしょう。
2つめは、指定された時間内のみ最大料金が適用され、それ以外は通常料金が発生する仕組みです。適用する時間帯をはっきり表記するようにしてください。
3つめは、駐車した日の日付が変わる24時までは最大料金が適用される仕組みです。それ以降は通常料金がかかります。
4つめは、最大料金が時間帯によって変わる仕組みです。こちらも、トラブルにならないように時間帯と最大料金を表にするなどして大きく掲示しておきましょう。
最大料金を設定する際は、どの計算方法にするのかを検討して、利用者に誤解を与えない表記を心がけるようにしてください。
昨今のコインパーキング予約の仕組み事情
コインパーキングの予約はまだはじまったばかりのサービスですが、都市部を中心に既に多くの人に利用されています。
なぜなら、便利なアプリの登場によって、スマートフォンやパソコン、タブレットから手軽に予約ができるようになったからです。特に、連休などの利用が集中する時期やイベント開催時、観光地周辺などは、こうしたアプリのサービスがとても有効です。
近隣の最安パーキングを検索することもできるため、お得に利用することも可能になります。決済についても端末上で完了するので、現地で手間取ってしまうこともありません。
予約ができるアプリには、「akippa」や「タイムズのB」などがあります。akippaは、利用者と空きスペースのマッチングアプリです全国にある空きスペースを、駐車場として一時的な利用を可能にしました。空きスペースの有効利用なので、通常のコインパーキングよりリーズナブルに停められることもあります。
「タイムズのB」は、大手コインパーキング会社のタイムズによる予約アプリです。全国津々浦々、駐車場の数が豊富で、会員登録によりポイント利用など会員特典を利用することも可能です。
他にもさまざまな駐車場予約アプリが開発されており、予約可能な駐車場も増えていくことが見込まれています。
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