昨今では、食品や飲み物以外にもさまざまなものが販売されている自動販売機が存在します。この記事では、話題になっているおもちゃなどの自動販売機の事例を紹介していきます。

少し切り口を変えた土地活用に、検討してみてはいかがですか？

インバウンド需要が盛況のおもちゃの自動販売機

空港や駅構内に設置されたカプセル玩具の自動販売機が、インバウンドの外国人旅行客の間で人気を集めています。帰国の際に小銭を使いきりたいというニーズを満たしているからです。

設置されているのは、大手玩具メーカーが開発した200～300円のフィギュアの自動販売機です。日本製のフィギアは種類が豊富で精巧に作られているため、お土産としても喜ばれています。

ずらりと並ぶ自動販売機で売られているおもちゃは、動物や人気キャラクター、不気味なかたちのものなど、見ているだけでわくわくします。

楽しみながら購入できる自動販売機として、今後も需要が見込めるでしょう。

また、免税店にもキャラクターグッズなどのお土産の自動販売機が設置されており、こちらも好評です。パスポートで本人確認を行う自動販売機もあります。

こうした多様な自動販売機の導入により、インバウンド需要の拡大が期待されています。

球場の最寄り駅や商業施設に設置された「自由販売機」

おもちゃやお土産など、ドリンク以外のものが販売されている「自由販売機」が注目されています。珍しさやユニークさから、SNSなどで話題になりやすいからです。

例えば、読売巨人軍や横浜DeNAベイスターズなどのプロスポーツチームとのコラボレーションしたグッズを販売する販売機があります。ここでしか手に入らない商品としての希少性がポイントです。これは、地域活性化を目的としている側面もあるでしょう。

他にも、人気キャラクターとのコラボグッズやプチギフトの自動販売機など、さまざまな自動販売機が次々登場しています。

人気キャラクターの自動販売機

大型ショッピングセンターでは、人気キャラクターのぬいぐるみなどのグッズが販売されている自動販売機が多くの人に利用されています。この自動販売機では、20種類くらいの商品が販売されています。

タッチパネルで購入できる手軽さも人気の秘密です。ディスプレイ画面では、キャラクターが登場する楽しい映像が楽しめます。自動販売機の目を引くデザインも相まって、話題のスポットになっています。

無料で借りられるレンタル傘の自動販売機

地域貢献の取り組みとして、無料で貸し出すサービスを大手飲料メーカーがはじめて話題になっています。提供される傘は、鉄道会社の忘れ物から譲り受けたものです。

自動販売機の横に設置されているため、同時にドリンクの購買も見込めます。現在では、18都道府県に約500台が設置されています。

カスタマイズTシャツの自動販売機

Tシャツを作ることができる自動販売機も登場しています。タッチパネルで選択することで、自分好みのTシャツができるサービスです。自動販売機を操作してデザインをしたら、1～2週間後に自宅に届くシステムになっています。

時期によって限定パーツが登場することもあり、世界で1つだけのオリジナルTシャツが作れると話題になっています。